名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)

“音楽”を創る。発信する。

会長として過ごした6年の総括

どうも、会長のトイドラ・もとい冨田悠暉です。 実はこの度、2017年の当会発足から丸6年間つとめてきた会長の座を降りる運びとなりました。 2023年4月以降、2代目会長のなんすいに名作会を託し、僕は一般会員として活動に参加することになります。 週に1…

自己流Hakkenの踊り方

みなさんこんにちは。gyoxiです。 今回は、以前クラブダンス大百科で紹介した"Hakken"という踊りについてです。ちょっとオサライすると、こんな感じのダンスですね。 主にBPM180以上のgabbaやHardcoreTechnoに合わせて踊られており、BPM200越えのハイスピー…

なんでもQとかいう番組がかつてありました

むしむしパワーでばぴっちょばぴばぺ あるいは ここなんとすなんきょっきょ あるいは ぽっちゅわりわりぱんげらびぃ~ あるいは ぷりゅちゅびよ〜んとうりゅたりほ〜 という奇声(CV 三石琴乃)と共に始まる番組がかつて存在していました。なんでもQです。 w…

ロマン好きへの手紙 -ラトビアの天才三兄弟

ラトビア 日頃現代音楽の普及と理解に筆を走らせて少しでも力になろうとしていますが、たまにはロマンティックな作品を聴きたいという声にも応えなければと思うこともあります。しかし研究の進んだジャンルを私が取り上げることにはあまり意義がないとも感じ…

〈作曲ものまねシリーズ〉#5 クロード・ドビュッシー

どうも、名作会会長の冨田です。 自分は今年度大学を卒業してから、作曲家として活動すべくインプットとアウトプットを重ねる日々を送っております。 この連載は、クラシックの大作曲家たちの作風を研究し、ものまねで一曲書いてみようという趣旨です。 第4…

2022年に観たアニメ

【2021年版】 nu-composers.hateblo.jp 遅くなりましたがあけましておめでとうございます。 さて、今年もやって参りました、私がこの一年間で観たアニメをダダダっと振り返るコーナーのお時間です。去年と同じく、まずはルール説明から。 〜ルール説明〜 ①こ…

ぼざろも見たことだし、00-10年代邦ロックについて回顧でもしますか

こんばんは、榊原です。 12月中はありとあらゆる疾病により体調を崩しまくっていたので、基本的に家で寝ていました。しかし家で寝てるのはどうも暇でして、寝ながらも映画とかアニメとかをガンガン見ていました。てへ。 なのでぼっち・ざ・ろっく!(ぼざろ…

コンテンポラリーの回廊 俺の視聴部屋3

コンテンポラリーの回廊 皆様あけましておめでとうございます。旧年は三の酉ということもあり、SNSではたびたび炎上、バカばかりが雨後の筍がごとく現れ切っても切ってもきりがない実に不毛な時間を多く経験しました。しかしその中から拾ったものは大きく、…

「音楽ガチ分析チャンネル」の紹介 ~YouTuberへの問題提起~

どうも、名作会会長のトイドラこと冨田です。 僕は最近、YouTubeで「音楽ガチ分析チャンネル」を開設しました。 ポップス、クラシック、ジャンル問わずいろんな音楽を理論分析するチャンネルです。 そんな音楽分析でいいのか で、「なんでいまさら???」と…

ナウシカのシンセサイザーは何を表していた?

ナウシカの音楽は何を表していたのか?イメージアルバムとサントラの比較を通して考える。

2022年良かった曲

オープニング 百姓娘 - 横須賀市立池上中学校生徒会 (1974) www.youtube.com メリークリスマス! 今年もこの時期がやってまいりました。 12月は今年の総決算と一般的に考える人が多くいる月なわけですが、私も例に漏れず今年聴いた曲をピックアップしていき…

RMCチャンネル人気動画ランキング2022

RMC 皆様、今年も押し迫ってまいりました。流行病がちっとも収まらない中、ノーマスク批判をするとすぐ炎上するようなクソな世相をあざ笑いながら、今日も完全防備の生活をしています。 さて2021年ランキングは今年の年初に発表しましたが、今年は年内にラン…

Easy Listnerのためのアニメサントラ選 ~たまゆら編~

【前回】 nu-composers.hateblo.jp 【アーカイブ】 ARIA/スケッチブック/灰羽連盟/あっちこっち/風人物語/ココロ図書館/セイントテール/びんちょうタン 前回から随分と間が空きましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。どうも、gyoxiです。 今回紹介します…

「すずめの戸締まり」が良すぎて新海誠を嫌えなくなった 〜新海誠の芸術論 vol.2〜

注※ 本記事は映画「すずめの戸締まり」のネタバレを含みます!! 以前、わたくしトイドラこと冨田は新海誠の「君の名は」を批判する記事を書きました。 それも結構ボロクソに批判しております。 結果的にプチ炎上を起こし、3年たった今でもこの記事は名作会…

HASAMI group MVのサンプリング元をできるだけ拾う

十五年以上もの間、アマチュアで音楽を作り続けているHASAMI groupという音楽グループが存在します。 ※蜂が人間に蜂蜜を渡している様子 若手ミュージシャンの中には彼らに影響を受けたものも存在しており、さらには当会でも度々取り上げてきたのでご存知の方…

コンクール受賞者を追う 第1回日本音楽コンクール

コンクール本選演奏 続くコロナ禍のなかで音楽というコンテンツ自体にも、喜ばしい方向ではない変化が出てきている。その一つに作曲コンクールが挙げられるだろう。通常作曲コンクールは譜面審査を抜けた本選で、その作品をオーケストラが演奏し、聴衆と審査…

回顧へと向かう音楽 ーリバイバルの波ー

2022年、アメリカの音楽ユニット「シルク・ソニック」がグラミー賞を総なめにする快挙を達成しました。 しかもたった1曲のシングルで。 その曲こそが、この「Leave the Door Open」です。 この曲を聴いて、僕は 「なんか『Stop, Look, Listen』っぽいな……」…

ムジカ・ピッコリーノが面白い

こんにちは、gyoxiです。 秋アニメの放送開始から約一ヶ月経ちましたが、皆様如何程でしょうか。私は前期からの引き続きで「うたわれるもの〜二人の白皇〜」と、(映画で既に観ていますが)「羅小黒戦記」を観ています。 そして忘れちゃいけないのが、NHKで放…

日本のエクストリームミュージック⑧名古屋のアングライベント がごぜ

こんばんは。 みなさんは、ライブに行ったことはありますか? アリーナとかドームとか路上とか場所には色々ありますが、やはりライブハウスなるものが音をアンプリファイする小編成だと程よい距離感で私は好きです。 でまあライブハウス(俗にハコという)に…

〈作曲ものまねシリーズ〉#4 モーリス・ラヴェル

どうも、名作会会長の冨田です。 自分は今年度大学を卒業してから、作曲家として活動すべくインプットとアウトプットを重ねる日々を送っております。 この連載は、クラシックの大作曲家たちの作風を研究し、ものまねで一曲書いてみようという趣旨です。 4回…

同じ曲しか聴けない病

こんにちは。皆さんお元気ですか。僕は元気ではないです。何故ならこの名作会ブログに書くネタが底をつき始めたからです。 このブログのネタ、ということはそれは音楽の話題だ。音楽の話題が底をつき始めたというのは、すなわち、「音楽の話題のインプットが…

困ったときは 【Studio Oneの.songファイルが読み込めなくて困った 編】

こんばんは。榊原です。 卒業までにDTMでミニアルバムでも出そうかなと思い、曲をちまちま作っています。 DAWがクラッシュしました DAW(Studio One)がクラッシュしました。うんともすんとも言いません。いや、「うん」とか「すん」とか言われたらそれはそれ…

様々な協奏曲①

協奏曲 皆様は協奏曲と言うと何を思い出しますか? ・ピアノ ・ヴァイオリン ・チェロ 確かに王道ですし、名曲も多いですよね。これは作曲家の目からするとこれらの楽器がオーケストラを伴奏に従えたときに映える楽器だからなのだろうと思います。 しかし楽…

「バンブラ」という音ゲーを知っているか

このところ「作曲ものまねシリーズ」を連載していましたが、現在ラヴェルの研究に悪戦苦闘しているため今週はおやすみ……。 というわけで、今週は僕の思い出話をしようと思います。 「大合奏!バンドブラザーズ」、略して「バンブラ」というゲームについて。 …

展覧会の絵のキエフの大門って凄くね?

ムソルグスキー作曲「組曲 展覧会の絵」は皆さんご存知ですね。そう、“あの曲”(がトップバッターにくる組曲)です。 この組曲の概要をザッと説明致しますと、 『展覧会の絵』はムソルグスキーが、友人であったヴィクトル・ハルトマンの遺作展を歩きながら、そ…

なんか最近音沙汰がない人たち

こんにちは。皆さん元気ですか。私は元気ではないので労ってください。 さて、世の中には元気がなくなってしまったのか何なのかよくわかりませんが、いつの間にかいなくなってしまった人たちが存在します。いや、多分まだいるんですが、消息不明というやつで…

オケコンのススメ

オーケストラ 皆さんは「協奏曲」と言ったらどういう形態を思い浮かべるでしょうか。 -ソリストが前にいて技巧的な演奏をする後ろでオケが伴奏をする音楽 そうですね。ピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲とたくさんの協奏曲があります。中には変わった協奏曲…

〈作曲ものまねシリーズ〉#3 フランツ・リスト

どうも、名作会会長の冨田です。 自分は今年度大学を卒業してから、作曲家として活動すべくインプットとアウトプットを重ねる日々を送っております。 この連載では、今までベートーヴェン、ショパンの作風をものまねして一曲ずつ新しい曲を作ってみました。 …

ターキッシュ・ポップス紹介

こんにちは! gです。突然ですが今回はターキッシュ・ポップスというジャンルについてお話します。 といっても突然こんなことを言ってもわからないと思うのでまずは一曲聴いてみましょう。Tarkan で≪Dudu≫です youtu.be いやーかっこいい… でも家族からは「…

謎のCDを聴く ~大学の古本市編②清水碩二 Memorial Recital~

数あるCDの中で、ある意味目を引いたのがこのCDでした。 バキバキに割れているケース。ガビガビのジャケット。どう見ても私家版です。 ということは、とても希少ということですね(ポジティブ)。 そして皆さん気になっているであろう、清水碩二とは一体何者…