名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)

“音楽”を創る。発信する。

名作同

会長として過ごした6年の総括

どうも、会長のトイドラ・もとい冨田悠暉です。 実はこの度、2017年の当会発足から丸6年間つとめてきた会長の座を降りる運びとなりました。 2023年4月以降、2代目会長のなんすいに名作会を託し、僕は一般会員として活動に参加することになります。 週に1…

5thコンサート曲解説-Night Walkers & Shuffled City/冨田悠暉

先日公開されたオンライン・コンサート「名古屋の作曲家たち」の楽曲紹介をしようと思います。 前回は作曲者のなんすいが「組曲『新栄』」の解説をしてくれましたが、今回解説するのはコンサート冒頭で演奏された2曲、「Night Walkers」と「Shuffled City」…

5thコンサート曲解説-組曲「新栄」/なんすい

なんすいです。こんにちは。 春も麗らかに、過ごしやすくなってきましたね。 お花見とかしました? 定番の桜も綺麗だけど、私はチューリップが好きです。 あとこないだミツマタの群生地に行ってきたんですけど、それが凄く綺麗でしたね。 うん、綺麗だ。花は…

編曲で芸術をやるということ

もうすっかり年の瀬ですね。 人々がせわしなく歩く季節ですが、名大作曲同好会のメンバーも今がまさに大忙しです。 どうしてかというと、次のコンサートのための編曲をしているからですね。 今年中に演奏曲の楽譜を全部書き切ってしまわねばなりません。 演…

スティーブ・ライヒはミニマルなのか

Clapping Music 我が名作同も逡巡と試行錯誤の中、このコロナ禍での音楽活動を模索、実行している。在野から世界へという我々の野望は、ただのありふれたキャッチコピーや政治家の公約とは違い、人生と魂をかけた決意と言っても良いものなのだ。こんなことく…

私達のコンサートのメッセージ

バトンタッチ いよいよその日が近づいてきた。 達成率100%以上となったクラウドファウンディングとういう大きな支援を頂いて、私達のコンサートが始まろうとしている。 前回私のブログの担当週ではそのコンサートからストラヴィンスキーの「春の祭典」、そ…

土俗性と祭儀性について

祭儀 来る6/26にはいよいよ我々名作同のおくる第4回ピアノコンサートがライブ配信される。 nu-composers.main.jp また、これに関わるクラウドファウンディングもおかげさまで達成し、現在ネクストゴールチャレンジとなております。御礼を申し上げるとともに…

「四季を巡る」自作解説④ 榊山大亮「last day of summer for 2 pianos」

last day of summer for 2 pianos 先に行われる名大作曲同好会第4回「ピアノコンサート」。今回はコロナ禍という未曾有の事態にあってオンライン配信でお送りすることになった。 nu-composers.main.jp 他のメンバーも書いていることかも知れないが、配信コン…

「あなたも作曲家になろう」ふらったぁ☓榊山大亮

あなたも作曲家になろう 当会の会議でその企画が上がった背景には明らかに中国武漢に端を発する新型コロナウイルスの影響があった。そしてその流行の中、エンタメは次々に中止に追い込まれ、当会の企画もどんどん予定が狂って行ってしまっていた最中だった。…

「机上の空中散歩」収録曲を語る⑨終 「Rainy Phonon (good-bye edition)」by トイドラ

PHONONが閉店した。 これは僕にとって、決して小さな知らせではありませんでした。 別に行きつけだったわけでもなく、店長と見知っていたわけでもなく、たまに大盛カレーをつつきに行く程度の小さなカフェ。 それにもかかわらず、その閉店を耳にしたとき僕は…

「机上の空中散歩」収録曲を語る⑧ 「Daydream on the Line」by Red Cat Theater

どうもこんにちは。Red Cat Theaterの榊原ですよ。 またしてもネコ。 ということで今日も今日とて「机上の空中散歩」の収録曲について語っていこうと思いまして、えてして、さてはて。 はい。 今回は「Daydream on the Line」についてお話しさせていただきま…

「机上の空中散歩」収録曲を語る⑦ 「Illegal Utopia Nagoya」by Red Cat Theater

どうもこんにちは。Red Cat Theaterの榊原ですよ。 これもネコ。 ということで昨日に引き続き「机上の空中散歩」の収録曲について語っていこうと思いまして、えてして、さてはて。 はい。 今回は「Illegal Utopia Nagoya」についてお話しさせていただきます…

「机上の空中散歩」収録曲を語る⑥ 「Triangle (not) Bossa」by Red Cat Theater

どうもこんにちは。Red Cat Theaterの榊原ですよ。 これはネコ。 ということで今回から三回連続で「机上の空中散歩」の収録曲について語っていこうと思いまして、えてして、さてはて。 はい。今回は「Triangle (not) Bossa」についてお話しさせていただきま…

「机上の空中散歩」収録曲を語る⑤ 「雨と陽射し」by さわぴぃ

さて、好評を頂いております「机上の空中散歩」曲紹介ですが、今日は5曲目「雨と陽射し」の紹介を作曲者のさわぴぃ会員にしていただきましょう。 www.youtube.com どうも、sawapyです。 「嵐が去り新緑の世界に陽が射して生命たちは再び動き出す」 この詩が…

「机上の空中散歩」収録曲を語る④ 「Long Night's 2nd Idea」by トイドラ

先日発売した名作同2ndアルバム「机上の空中散歩」ですが、ありがたいことにご好評をいただき、なんと最初に用意していた40枚がすでに売り切れてしまいました。 まあ僕が 「売れなかったらイヤだから少なめに作っとこ!」 とチキったのがどう考えても悪いで…

「机上の空中散歩」収録曲を語る③ 「Rainy Phonon」by トイドラ

大学一年生の秋学期、春学期で抽選落ちしたある授業を運良く受講することができた。 それは日栄一真担当教員による墓礎セミナ一B「テクノロジーと音楽について考える」。 名古屋大学全学教育棟2Fに存在するカフェ「PHONON」に流すBGMを制作するというゴール…

「机上の空中散歩」収録曲を語る② 「18時のクラレット」by なんすい

2. 18時のクラレット どうも、なんすいです。 実は夏くらいからブログ執筆班に入れて頂いてたんですが、なんだかんだ1記事も出せてないまま秋が来て冬が来てコロナウイルスが来て、今回の曲解説が初めての記事となってしまいました。いろんな方々にごめんな…

「机上の空中散歩」収録曲を語る① 「mad」by Kosuke T.

先日発売した名作同2ndアルバム「机上の空中散歩」。 特徴的な曲が並ぶこのアルバムですが、一体どんなコンセプトがあってそれぞれの曲が作られているのでしょうか。 今回は、作曲してくれた会員たちにちょっと語ってもらいましょう。 1日目は、アルバムの1…

「特殊音楽研究会」を忘れない

突然ですが、 「特殊音楽研究会」 という名前の非公認サークルを知っていますか? 現在でもTwitterアカウントは残っているものの、その更新は久しく途絶えてしまっていますね。 twitter.com 今日は、この特殊音楽研究会についての思い出を書いていきたいと思…

オルゴールコンサート来場者アンケを読む

先日、我々名作同は第2回「オルゴールコンサート」を終えました。特にトラブルもなく、多くの方に来てくださって、とても楽しいコンサートとなりました。いやーほんと良かった。 演奏の風景 演奏後(しっちゃかめっちゃか) nu-composers.main.jp それはそう…

このブログについて

さて、第1回の記事があんな内容になってしまったので、あまりにも今更ですが、改めてこのブログでやっていくつもりのことについて話しておきたいと思います。 我らが名大作曲同好会は、現時点で12名の会員を抱えています(2019/06/10現在)。 普段の活動はほ…