『ドラゴンボールGT』OPである「DAN DAN 心魅かれてく」や『妖怪人間ベム』OPである「妖怪人間ベム」のような誰でも知っていそうなアニソンも入ってはいますが、タイトルすら聞いたことのないアニメの曲も山ほど入っていますし、何より特撮作品もごっちゃになって入っていますので、リスト中半分くらいは何の曲かわかりませんでした... うーんまだまだ未熟!反省!
2002年12月に音楽配信サイト「muzie」で公開され、週間1位を獲得したfripSide最初期の代表曲。翌2003年発売の1stインディーズアルバム『first odyssey of fripSide』に収録されました。(タイトル1文字目のCが大文字になっているのはこのバージョンのみであることに留意してください。)
イントロの言葉づかいはほぼ全版に共通しており、「広いこの世界を白く染めあげてく」という主題提示は最初から一貫していました(唯一、ver. Luna 2011のイントロの末尾にだけ「Wow…」という短い声が挟まれており、他の版にはありません)。この冒頭の一貫性があるからこそ、リスナーは以降に現れる差異を「揺らぎ」ではなく「同じ核を持つ別の解釈」として受け取ることになります。
より耳に残りやすいのは一番・二番Bメロの入れ替えです。「絡んでくあなたとのこの赤い糸」で始まる糸のイメージと、「あの時に見上げてたイルミネーション」で始まる情景描写は、erica 2007デモ・ver. Luna 2011では後者が先に置かれ、2018年版/正規版では前者が先に置かれます。「赤い糸」は運命の赤い糸という馴染み深い言い回しを踏まえたものであり、これを一番Bメロの冒頭に置く版では、曲名にも含まれる「fate=運命」のモチーフが早い段階でリスナーの耳に触れることになります。イルミネーションを先に置く版では、まず記憶の情景(鐘の音・懐かしい歌)を提示してから「なのに…消えていくの?」という喪失の予感へ接続され、リスナーは色褪せかけた記憶に寄り添う形で歌へ入っていきます。対して赤い糸を先に置く版では、まず「距離や断絶があっても想いは消えない」という能動的な宣言が示されたうえで記憶の情景が続くため、宣言してから揺らぐという起伏のある運びになります。同じ素材でも並び順ひとつで、歌い出しの説得力の方向や、運命というモチーフが立ち上がる速さが変わって聞こえてきますね。この一節の結句が「なのに恋人の時音もなく静かに消えていくの?」(2007デモ)から「なのに今色褪せて音もなく静かに消えていくの?」(ver. Luna 2011以降)へ差し替えられた点も大きいです。「恋人の時」は関係そのものを名指す直接的な言葉ですが、「色褪せて」は曲名"colorless fate"やサビの「白く白く染めてくれたなら」という色彩・光のモチーフに直結する語彙です。この置き換え以降、曲全体を貫く「色」のイメージ系列がBメロにも及び、リスナーは意識せずとも曲の質感がより統一されたものとして耳に入ってくるはずです。
サビ
サビ(1番)
サビでは、2007デモの一番サビだけが際立って異質です。「ずっとずっと今も あなたの宝物」「透明に光った宝石のままでいたかったよ」という、他のどの版のどのサビにも存在しない言葉がここにだけ現れます。デモ自身も二番以降のサビでは既に「ずっと願っている あなたとの未来が」という後年に定着する歌詞を採用しており、一番サビだけが取り残された旧バージョンです。興味深いのは、この一度は葬られた「ずっとずっと今も」「透明に光った」という一節が、以降すべての版のアウトロに(「freeze, am waiting for you/me」という英語句とともに)生き残り続けている点です。「透明に光った」という語だけを取り出して見ても、サビの「凍りついたままの私」や「粉雪」と同じ透明・氷のイメージ圏に属するため、由来を知らないリスナーにも違和感なく馴染みます。複数版を辿って聴いてきたリスナーにとっては、これは曲そのものが抱える初期バージョンの記憶であり、思い出を大切に抱き続けるという歌詞内容と、版を重ねるごとの改稿史とが二重写しに聞こえてきます。
2A
Aメロ(2番)
二番Aメロの長さの変化も、聴感上の対称性に影響します。2007デモ・ver. Luna 2011では「新しい明日は強い私になりたい」「生まれ変われるならもう一度あなたのもとへ」の二行のみですが、2018年版/正規版ではその前に「あたたかく優しい 想いだけを抱きしめた」「冷たい風が吹く 街は迷いを隠していた」の二行が加わります。これは一番Aメロの街や気温のイメージと明確に対句をなし、一番と二番が同じ枠組みで呼応する構成に組み替えられたことになります。短い版では二番が決意へ性急に進む印象を与えるのに対し、拡張版では一番と同じだけの助走を経て決意に至ります。
Hedi Slimaneのような細身スタイルへの再注目のトレンドを作り出した人物の一人としてイギリス出身のラッパー、phreshboyswagがいます。彼は、2023,4年頃からのunderground hip hopのニュームーヴメントであるjerkシーンを牽引した一人で、その当時の活動からHedi Slimaneのスタイルを想起させるような細身のスタイルをバチバチに決めていました。
phreshboyswag on ig (18/1/2024)
また、日本においても、ラッパーのyveが曲中でアイテムに言及しています。
「Ysl」=Yves Saint Laurent (友達と今度、彼の出演する予定のライブに行きます。26年7月現在はかなり複雑な状況ですが。)
2000年代のゴス/パンクのファッションのような服装が現代的なアーカイブの文脈でまた注目を集めています。流れ自体は去年の暮れぐらいからインターネット/ストリートの中に現れていた印象なのですが、先月あたりから本格化してきているように感じています。アイテムとしては、トップスにはmarisrockのうさ耳のついたフーディや、フリルのついたブラウス。ボトムスにはacdc rag、comme des garconsの七分丈のボンテージパンツ、アーガイルやボーダーの白黒のソックス、Koji Kuga、Demonia、swear londonなどの厚底でボリューム感のあるシューズやthe old curiousityのhog bootsがよく見られます。また、小物類としては、craig morrisonのリュックやポーチ、angelbeats!などのアニメグラフィックのメッセンジャーバッグ、20471120の缶バッジなどもよく見かけます。
ストリートカルチャ―との接近としては2020年代underground hip hopをその独創的なスタイルから牽引したラッパー、Hi-Cの名前は欠かせません。彼はいち早く「ポケットモンスター」や「ナルト」といった前時代的な海外ライクのオタク文化を脱し、20年代的といえるような表現を取り入れていました。