名大作曲同好会

“音楽”を創る。発信する。

批評

子供のための作品と作曲家の作風について

ピアノ教室 我々作曲家にはふとした瞬間にやってくる依頼がある。それは「子供のためのピアノ曲」というやつだ。事実私も数曲この手のご依頼を受けたことがあるのだが、よくこのジャンルについて考えると、案外難しいものであることが分かる。 -え?簡単に弾…

個人的音楽が芸術なら、青木龍一郎も芸術家ではないのか ―「HASAMI GROUP=現代音楽」説―

”現代音楽” 個人主義の台頭 HASAMI GROUPに見る個人主義 1.ありがとう 2.てて様 3.景色がほしい 総括 HASAMI groupは現代アートではないか ”現代音楽” 現代音楽という言葉ができてから、いったいどれほど経ったのだろうか。今様色が今や今様ではなく、…

追悼 クシシュトフ・ペンデレツキ

Krzysztof Penderecki 世界中が中国武漢を発生源とする、新型コロナウィルスによる肺炎に揺れる中、そのニュースは飛び込んできた。去る2020年3月29日に20世紀を代表する作曲家、指揮者のクシシュトフ・ペンデレツキ氏が亡くなったという。時節柄新型肺炎と…

rei harakamiに見る “編曲”の奥深さ

突然ですが、YouTubeとかで曲を探していて、「あった!」と思ったらよく知らん人のカバーver.でイラっとしたこと、ありませんか? 僕は掃いて捨てるほどあります……。 カバーならカバーだと明記するよう刑法で義務付けるべきだと思いますが(早口)、それは一…

授産と音楽教育 - 在野で戦うということ

レッスン風景 音楽というものは、あるいは芸術というものは一般専門的な訓練を要し、一生を捧げた道でその人なりのスタイルを確立し、表現し続けるものであり、それは英才教育に始まる門閥教育の賜物である。 くだらない話である。 芸術というものはそもそも…

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」騒動に見る・芸術の斜陽&現代の病

私たち名作同が活動している名古屋では、3年に一度大きなアート作品の展覧会があります。 国内外のアーティストを呼んで愛知県芸術文化センターで盛大に開かれるその祭典の名は、皆さんご存じ 「あいちトリエンナーレ」 です。 草間彌生が参加したこともあっ…