名大作曲同好会

“音楽”を創る。発信する。

クラシック

同詩異曲のススメ

天気/草野心平 同詩異曲-つまり同じ詩に別の作曲家が別の曲をつけた音楽のことである。 皆さんは案外この同詩異曲が多く存在しているということを知らないのではないだろうか。 特にPOPSなどではメロ先といって、まずメロディを作ってから歌詞を流し込んで…

マレーシアの今を聴く

マレーシア 我々はマレーシア生まれのコンテポラリー作曲家を何人挙げられるだろうか。 そしてそんなマレーシアの作曲家のなかから、結構な頻度で武満作曲賞を受賞する作曲家が登場してきていることを知っているだろうか。 日本人の悪いところでもあるのが、…

我が国の作曲家シリーズ004 「三谷俊造」

シリーズ我が国の作曲家 名作同の企画連動記事や、大作曲家の追悼記事などでご無沙汰となっていた本シリーズ、久しぶりの今回は三谷俊造を取り上げます。といってもその名前にピンとくる人は極僅かなのではないでしょうか。何よりその作品に触れたことのある…

我が国の作曲家シリーズ002 「林松木」

シリーズ我が国の作曲家 お久しぶりです。榊山です。名作同では新作のCDの発表があった関係で、緊急企画をやっておりましたが、皆さんお楽しみいただけましたか? そしてCDはお求めいただけましたでしょうか? ということで、不可解な疫病への不安が社会に満…

我が国の作曲家シリーズ001 「細川碧」

がしょ~ん! 皆様あけましておめでとうございます。どんな年末年始をお過ごしになられましたでしょうか。私はいつものように、酒に酔いしれ、友と語り合う良い時間を過ごせました。本年も名作同を始め、あちこちでしっかりと仕事をしてく気持ちを新たに臨ん…

作曲家の技術 - クリスマスピースを作る

作曲の技術 今日の記事はとても長いので目次を作ってみました。 序文 1.はじめに知っておくこと 2.元にする曲をいくつか選ぶ 3.各原曲の利用特性を知っておく 4.序盤を書く 5.中間部を書く 6.終盤を書く 7.仕上げ あとがき 序文 いつも現代音楽やクラシック…

クリスマスナンバー・クラシック編

メリー・クリスマス 前回今年最後の担当記事と言いましたが、クリスマス特集をやるという会長の意向でカムバックしてきました。どうも榊山です。 時は12月、クリスマスの音が迫ってきますね。 恋人の時間?ミサの時間?サイレントナイト?ホーリーナイト? …

音楽のギネス記録?

ギネス 小学校で音楽の基本、つまりは楽譜の基本を習ったときに皆さんは気になりませんでしたか? え?何がって? 音楽のギネス記録ですよ!! f(フォルテ)が2つになるとff(フォルテシモ)になり、さらに3つになればfff(フォルテシシモ)になりま…

月の光ものがたり

月 日本には月を楽しむ風情ある文化があります。「中秋の名月」「十六夜」「朧月」月にまつわる言葉もたくさんあって、どれもとても雰囲気がありますね。 そういえば今日は今年の中秋の名月に当たるそうですね。 月を見あげて様々に思いを巡らせるのは日本人…

『プリンセスチュチュ』のススメ~クラシックと仲良くなるために~

はじめに こんにちは、gyoxiです。 突然ですが、皆さんはクラシックはお好きでしょうか。 「勉強のお供によく聴いてるよ!」とか「寝るときに聴くと落ち着くわ~」って人もいると思いますが、「むつかしそうだなぁ」「なんか...聴けるようにはなりたいけど..…

高等な遊び、以心伝心

以心伝心 世の中に音楽は一体何曲あるのだろう。それこそおびただしい数の音楽が存在するだろうが、これらを似た感じの曲に整理していったら、どのくらいの種類にまとまるのだろうか。 似た曲を聴くと必ずパクリだと騒ぎ立てる 「自称音楽通」 が現れる。 冒…

吹奏楽コンクール課題曲 難曲史

真夏の祭典 まだまだ夏真っ盛り、暑い日に体力も奪われがちですが皆様お元気ですか?私はなんとが生きております。 さて音楽の世界で夏といえば「吹奏楽コンクール」を思い起こす方も少なくないのではないでしょうか。吹奏楽の甲子園とも言われる文科系部活…

ちょっとだけ覗く現代音楽 - 歴史編2 百花繚乱の時代へ

キノコおじさん 前回はキノコおじさんの登場までを簡単に振り返りました。 ここまでを纏めてみると次のように言えると思います。 ①調性音楽の歴史が続いている ②調性を壊したくなる ③調性の代わりの原則を見つける ④全部計算で縛ってみる ⑤だるいから好き勝…

アイスランドの二人の女性作曲家を聴く

アイスランド アイスランドの作曲家と言って数人の名前を挙げられる人はクラシックフリークでもかなりの通だろう。 実にアイスランドのクラシックの歴史はまだまだ短く国歌を書いたことでも知られるSveinbjörn Sveinbjörnssonが生まれたのが1847年で古く最も…

ちょっとだけ覗く現代音楽 - 歴史編1 ジョン・ケージ登場まで

現代音楽って聞いて何を思い出しますか? 一般的な現代音楽のイメージ ・難しい!・音楽に聞こえない!・吐き気がするっ!・笑っちゃうwww・真面目に何やってるの?・どうしてこうなった?・あれでお金もらうの?・詐欺にはならないの? ……………す、すいません…

タイトル考 ~芸術家の苦悩の果に~

タイトルを考える |タイトルとは 芸術家にとって最も大切かつ最も厄介な問題が 「タイトル」 である。 熟慮に熟慮を重ね、言葉を手繰り寄せ、 自作を表現するにふさわしいものを撚る。あるいは至極適当に意味もなく。色々なスタイルはあれど、 タイトルを付…