名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)

“音楽”を創る。発信する。

Brainfeederのイカれた面子を紹介する

皆さんは楽しみにしていますか? KNOWERのライブを。私は楽しみです。 ということで今日は復習がてらKNOWERのメンバー2人も所属している音楽レーベルBrainfeederに所属する(していた)ミュージシャンを片っ端から聞いていきます。 どうでもいいですが、私…

一緒に聴いてよ、マイナー交響曲

オーケストラ 花粉がつらい。なんで杉の乱交パーティーに巻き込まれなければならないのかという根本的な疑問が解けぬまま、毎年巻き込まれ続けている。なんだが、吹奏楽界のくだらない「批評するな騒動」に巻き込まれたのと同じ気分である。 こういうときは…

正規位数条件(べき生成スケール後編)

本記事は、なんすいの理論記事シリーズの続きです。過去記事で紹介した用語を基本断りなしに使うので、本記事最後の用語集を眺めてから読むのをおすすめします。 ------------------------------ こんにちは、なんすいです。 前回、12音律の正規べき生成スケ…

東方曲紹介~永夜抄編~

久しぶりのブログになります。最近は花粉症のために頭がぼーっとしていますが、なんとかやっています。 今回は東方プロジェクトの個人的お気に入り楽曲紹介第二弾です。前回は東方幻想郷と東方紅魔郷の曲について紹介しました。 nu-composers.hateblo.jp 今…

とれ高サイコロ#1

何が出るかな♪ 今日はApple musicのディスカバリーステーション(私の嗜好に基づいた知らない曲が出てくるチャンネル)で出てきた音楽全てにコメントしていきます。要するに普段していることなんですが、そうです、一旦ネタが切れています。 それではスター…

打楽器アンサンブルのススメ

打楽器アンサンブル 暖冬と言われる今冬、たしかに例年より温かい気がしますが、その分花粉の飛散も早く、ワタシ、すでに苦しんでいます。 それにしても年初から大きな出来事が相次ぎ、先行きが思いやられる立ち上がりになりましたね。本当に災害でお亡くな…

12音律のべき生成スケール(べき生成スケール中編)

本記事は、なんすいの理論記事シリーズの続きです。過去記事で紹介した用語を基本断りなしに使うので、本記事最後の用語集を眺めてから読むのをおすすめします。 ------------------------------ こんにちは、なんすいです。 前回は、音列からスケールを生成…

2023年に観たアニメ

【2023年版】 遅ればせながらあけましておめでとうございます。ぎょくしです。では、今年もまた、去年観たアニメの振り返りをやって参りたいと思います。今年は若干のルール変更がございますのでよろしくお願いします。 〜ルール説明〜 ①これは2023年内に視…

LA SEÑASのライブに行った

LA SEÑASのライブに行きました。 Country of Frenzy (熱狂の国)ツアーでした。 貴様はLA SEÑASを知っているか LA SEÑASは2016年に結成された結成、打楽器奏者のみで構成された即興演奏打楽器集団です。 アルゼンチン発祥のハンドサインを用いた即興演奏法、R…

コンテンポラリーの回廊 俺の視聴部屋4

コンテンポラリーの回廊 皆様あけましておめでとうございます。 旧年中は当ブログ、そして何より名古屋作曲の会と私自身に多くのご指導ご鞭撻をいただき有難うございました。 この会の顧問になって数年、会長も変わり次の局面を迎えた昨年は、残念ながら当会…

ストリートピアノ企画各曲解説

明けないに1万掛けてましたが、明けましたね。 おめでとうございます。 なんすいです。 名作会今年もよろしくお願いします。 さて、我々名作会より、今年の年明けと同時に「ストリートピアノ企画」の公開を行いました。 皆さんご視聴頂けたでしょうか。 yout…

2023年よかった曲

[前書き]もういくつと数えることもない。なぜなら明日はお正月なのだから。 2023年の3月に私が東京行きの新幹線に置き忘れたイヤホンは、誰かに拾われ今頃どこかの警察署で保管されている。いや、もう捨てられたかもしれない。でももうそんなことはどうだっ…

変拍子ソングあれこれ

どうも、作曲家のトイドラです。 今年に名作会の会長をなんすい新会長に譲り、以来ジリジリと地道に音楽活動を続けてきました。 その結果、どういうわけかYouTubeチャンネルで1.7万人ものチャンネル登録者を得ることができました。 正直、1年目でこんなこと…

RMCチャンネル人気動画ランキング2023

RMC 年々、年末の雰囲気がなくなりもう師走になって私の担当も年内最後になったとは思えない状況です。相変わらず各種感染症は減るどころか、過去にない流行となっていますし、世相も荒れるばかり。嫌なご時世でしたね。今年は個人的にも環境の変化が大きく…

香水屋さんで変わった香水に出会う

こんにちは、なんすいです。 使っている香水が無くなってきたので、香水好きの友達と一緒に新しいものを買いに行ってきました。 私は香水ぜんぜん詳しくないので、友達に案内されるがまま、たぶん合計70種類くらいの匂いを嗅ぎ比べたと思います。 鼻がとても…

俺がエスペラントやる話〜検定受験編〜

皆さんお久しぶりです、ぎょくしです。そして今回は、またまたエスペラントの話です(深刻なネタ切れ)。 前回までのあらすじ エスペラントにハマって、そして一度は離れたものの、「あんだけやったのに話せないの勿体なくね?」という天啓が降ってきたことに…

ヒットチャート世界一周2023 アフリカ・アメリカ・オセアニア編

~前回までの記事~ nu-composers.hateblo.jp nu-composers.hateblo.jp というわけで今回で最終回です。アフリカ〜オセアニアまでサクッと回って日本に帰りましょう。なぜサクッとかというと、アフリカのチャートが南アフリカ共和国しかないからです。サハラ…

人は鳥に憧れる

鳥 作曲家といっても何も特別なことはなく、単なる人なのだ。だから多くの人と同じように、感動や内発的な表現の対象が偏ってくる。風に何かを感じ、花の匂いに季節を見て、鳥の姿に憧れを抱くのだ。もちろん多くの人と感動のポイントが違ったり、そう言った…

音列からスケールを生成する(べき生成スケール前編)

こんにちは。なんすいです。 今回の記事では、前回「チャーチスケールの近縁を探す」で紹介した用語を一部断りなしに使うので、記事最後の用語集を眺めてから読むのをおすすめします。 https://nu-composers.hateblo.jp/entry/2023/10/15/190000 前回の記事…

東方曲紹介~東方幻想郷・東方紅魔郷編~

"> こんにちは。夜の人はこんばんは。朝の人はドブレーラーノ。名作会では東方企画が動き出しそうなので、今回は自分の好きな東方の原曲及びアレンジ曲を挙げていきたいと思います。好きな曲と言いつつ紹介したいだけの曲も含まれていますが、そこら辺はご了…

Corneliusのライブに行った

Corneliusのライブに行きました。 コーネリアスのライブ自体はすでに何回か行っているのですが、今回のツアーは過去10年くらいのツアーで最もコンセプチュアルなツアーだったと思うのでここに報告します。以下、コーネリアスを聴いたことない人間をある程度…

は!? -強弱記号の世界

強弱記号 さて皆さんは楽譜をよく読まれるでしょうか? あるいは作曲行為をするでしょうか。 今はDTMが盛んなのでどんどん薄れてゆく概念に「強弱記号」があります。DTMでは「Velocity」というパラメータに統合されていて、これを適当に弄って調節しますよね…

チャーチスケールの近縁を探す

へぇ、ここがメイド喫茶かー。入ってみよう ウィーン 「おかえりなさいませ♡ご主人様♡」 テンション上がるなあ 『名古屋萌え作曲の会』 「お待たせしました♡妖精さんの気まぐれランチです♡」 「今からこちらのごはんに、もっとおいしくなる『魔法』をかけた…

VR空間のバベルの塔〜プロイェクトバベルについて

みなさん、お久しぶりです。ぎょくしです。 最近は金欠にダーツ練習にエスペラント勉強に、色々ありすぎてヒィヒィ言っております、ヒィヒィ... さて、そんな私、最近VRチャットを始めました。VRってなんかとっつき辛いものだと思っていましたが、VR機器がなくて…

ヒットチャート世界一周2023 ヨーロッパ編

~前回の記事~ nu-composers.hateblo.jp さて、アジアはあらかた終わったので次はヨーロッパです。とその前にボスポラス海峡を越える必要がありますね。ということで今回最初に聴くのはあの国の音楽です。 トルコ そう、普通にイスラム圏だしヨーロッパなの…

ヘテロフォニーの死 - 西村朗の訃報に接して

西村朗 2023年、収まらぬコロナ禍の中9/7に大きな訃報が飛び込んできた。我が国を、いやアジアを代表する作曲家、西村朗の突然の死である。私は、久しぶりに、いや一柳先生以来だからそれほどでもないが、思わず「えっ!」と声を上げてしまった。西村先生は1…

POP MARTのフィギュアがかわいい

名古屋パルコを適当に歩いていると、見つけました。 「POP MART」という名前のお店。 フィギュアがいろいろ売ってるみたいです。 最初は海外アニメのグッズを扱うショップかと思ったんですが、ポップな雰囲気はアメリカのそれっぽいけど、色味の毒感からはヨ…

ローワン・アトキンソンを訪ねて

"> 初ブログです。本当は音楽に絡めて、だいぶ前にトイドラさんから紹介された、田村文生の「太宰治作『饗応夫人』のための音楽」で書こうかなと思っていたのですが、書いてる途中で何をどう書けばいいのか分からなくなり、おどおどして、おどおどしたまま頭…

ヒットチャート世界一周2023 アジア編

こんばんは、榊原です。私は毎月毎年プレイリストを作成しては公開し続けているのですが、そのために日々ありとあらゆるポップミュージックを聴きすぎて頭が爆発しそうです。最近はクラシックや現代音楽を再び聴き始めたので爆発しています。今日は世界中の…

知られざる東欧シンフォニズムの系譜

東欧諸国 私には交響曲は長すぎる。しかし年に何度か交響曲を欲する時期があると数回前の記事でも書いた。 またやってきてしまった。 ちょっと収まっていて、前回は重い論文的な記事などもあげて、興味は中田喜直などの研究に向いていた。 しかし来てしまっ…