~前回までの記事~
というわけで今回で最終回です。アフリカ〜オセアニアまでサクッと回って日本に帰りましょう。なぜサクッとかというと、アフリカのチャートが南アフリカ共和国しかないからです。サハラを突っ切るぜ!
南アフリカ
Mnike - Tyler ICU & Tumelo.za
なんともいえない低予算MVですが、、この後これを更に上回る低予算が我々を襲います。MVに金をかける時代は終わったのです。
そしてこの曲はマジでなんなのか? 脈絡が、脈絡がないまま終わってしまった.......
Sgudi snyc -De Mthuda, Da Munziqal Chef, Emoh
フルハウスとかその辺のノリのMV。内容がカオスすぎて普通におもろいです。
それはそれとして音楽としても黒人的なノリが感じられてまあまあ面白いです。
バルトロメウ・ディアスよろしく喜望峰へ到達したら、コロンブスよろしく新大陸へとまいりましょう。
まあ、アメリカのチャートはないんですけどね! アメリカのチャートが世界基準ってか?
メキシコ
Lady Gaga -Peso Pluma
QueenのRadio Gagaから名前をとったことで有名なLady Gagaも、名前が引用される時代に突入したようです。まあまあ本望なことなのではないでしょうか。
めちゃくちゃラッパーみたいな格好とMVなのにやってることはめちゃくちゃアコースティックで面白いです。どうなってるんだ。
El AMOR DE SU VIDA - Grupo Frontera x Grupo Firme
レゲエにしては爽やかなラテン色の強い一曲。にしても中南米ではアコーディオンはそんなにメジャーな楽器なのでしょうか? こんな蛍光イエローの楽器初めて見ました。
ブラジル
Ta OK - Dennis e Kevin O Chris
流石に短すぎるのではないか? 何これ。マジでどういう文脈で売れているのかが謎です。TikTokとかかな。
そしてヨーロッパと比較して明らかにビートがラテンのノリで面白いです。こんなに違うことあるんだ。
Seu Brilho Sumiu - Israel & Rodolffo
なんというか、このクッソスカスカの音楽で会場がバキバキに盛り上がる文化圏が自分から遠すぎてまるで遠い異国の話かと思ったら遠い異国の話でした。遠い異国だからという問題なのか?
チリ
次はアンデス山脈を挟んでチリへ。山脈の西側の音楽は有名ですが、チリの音楽と言われるとパッと思いつかないので気になるところです。
Columbia - Quevedo
なんというか、曲名がすごくないですか? Columbiaて。日本で「韓国」という曲が流行るみたいなもんですよ。どういうナショナリズム?
Amargra - Karol G
さっきから愕然としているのですが、南米には同じリズムの曲しなかいです。このリズムの曲以外全て駆逐されてしまっています。やべ〜、飽きないのか? チリ人「じゃあ日本人はアニソンばかり聴いてて飽きないのか?」そうですね。私は飽きるんですけど、飽きない人もいるみたいですね。
そして大洋を渡り、オセアニアへ。
オーストラリア
音楽は実質イギリスなのではないかという疑念が拭えない国。実際はどうなのか。
イギリスでした。
帰国
いかがでしたか?
全体を通して、差があるようなないような。山脈とかの地理的隔離によって違いがあるのではないかと期待したのですが、あんまり関係ないようです。それよりも民族的なアイデンティティが現在も維持されているかどうかの方が音楽性の差には重要なのかもしれないです。
そしてヒップホップが流行っているのは前回と変わらず。果たしてこの潮流はどこまで続くのか、あるいは他の潮流が生まれるのか楽しみです。ではまた数年後。