この超不定期連載をいつでも畳めるように、話を渋谷系以後に進めていきますよ~。もちろん渋谷系本流にも引き続き触れていきますが。
今回は一聴しただけでは渋谷系との違いがイマイチわからない、ポスト渋谷系の紹介です。
ポスト渋谷系とは
渋谷系ムーブメントが落ち着いた90年代終盤から00年代にかけてデビューした、渋谷系に影響を受けたミュージシャン群の総称です。とはいえ影響受けてなくても「ネオアコっぽいから」という理由でこの枠組みにぶち込まれる悲しい事例も多いです。まあ渋谷系直後にネオアコやったらそう分類されても仕方ないだろ、とも思いますが。
あとポスト渋谷系以外にネオ渋谷系と言われるようなものもあるんですが、これもポスト渋谷系として扱ってます。あまり分ける意義を感じなかったので。
Cymbals
1997年結成。
フリッパーズギターなどの渋谷系初期の面々と比較して、パンキッシュな曲が多いのが特徴。
ラスサビ前のキメがめちゃかっこいいですね。この曲はメンバーの沖井礼二作曲ですが、彼が作る曲にはこの音型のキメが頻出するので面白いです。どんだけ好きなんだよみたいな。
2003年に解散しており、今では沖井礼二と清浦夏実のユニット、TWEEDEESなどでCymbalsの面影を垣間見ることができます。
ROUND TABLE
1997年デビュー。
渋谷系からの影響はガンガンありそうというか、
もろフリッパーズギターのそれみたいな曲が多いです。
アニメのサントラとかOPも担当してるので、そちらでなじみのある人の方が多いかもしれません。
Plus-tech squeeze box
1997年結成。
宅録が上手すぎることから、当時それなりに注目されていたらしいです。
(↑これは演出が謎すぎて、曲の内容も当て振りであることも頭に入ってこない映像)
惜しむらくはアルバムが2枚しかないことです。
2004年以来アルバム発表はないですが、他ミュージシャンのリミックスなどは行っているため、もしかしたらものすごいアルバムを水面下で作ってるかも......と勝手に妄想しています。
hazel nuts chocolate
2000年結成。声がかわいい。ちょっと音楽がアニソン寄りになってきた気がしますが、全然気のせいではないので、このことを今後の連載で言及するまで覚えておいてください。
この曲が収録されている2ndアルバムの出来がかなり不服だったらしく、しばらく活動を休止しました。気づいたときにはHNCに改名し、出したアルバムCULTは今までとは全く異なる音楽になっていました。
この間に何があったんでしょうね。声全然違うやんけ。
という感じで、今後はポスト渋谷系についても話を進めていきます。これナンバリングどこまで続くんでしょうね。果てしない道のりになりそうです。