こんばんは。日本のエクストリームミュージックの時間がやってまいりました。
今日は夢のドリームチーム、GROUND-ZEROを紹介します。
GROUND-ZERO
あまちゃんの劇伴で有名な大友良英により1990年に結成。1998年に解散。ボアダムスの山塚アイ、ヒカシューの巻上光一、サイン波奏者のSachiko Mなど錚々たるメンツが在籍していました。
大友良英はもともと阿部薫などのフリージャズに影響を受けており、その辺の要素を感じさせつつも、当時台頭してきたサンプラーやオルタナティブロックとの融合により、完全なるカオスが顕現しています。
ちなみにHP見るとステキな文章が読めます。
というわけで早速消費してみましょう。
ファーストアルバムGROUND-ZEROより
まあカオスとはいえ全然聴きやすいですよね。音楽として崩壊しきらないところでちゃんと理性保てててえらい。次はライブ音源です。
ライブ
途中で人民解放軍に関する本をよみあげるくだり(10:30くらいから)が面白すぎる。思想が強い。あと31:00くらいからピンク雑誌の友達募集欄(?昔の雑誌にありますよね)を読み上げる裏で絶叫するところもシュール。
セリフが全体的に多くて、全体的にアングラ演劇みを感じてしまいます。
ラストアルバムPlays Standards
曲名に反して演奏がアバンギャルドすぎる。そもそも2曲目のウルトラQとかはスタンダード曲なんでしょうか?
このアルバムで驚くべきは、サンプラー奏者のSachiko Mがちゃんとサンプラーを演奏していることです。
サンプラーというのは音を録音してそれを使って演奏する楽器です。が、Sachiko Mは初期音源のサイン波のみを使って演奏してしまうので、このように本来のサンプラーの使い方をしている録音は今となっては貴重です。ありがたがりましょう。
ちなみに普段のSachiko Mはこちら↓
とまあこんな感じです。普通に聴いてて楽しいバンドなので、みんな聴いてくれると嬉しいです。