研究発表
ベスト・オブ・コンテンポラリー 暑かった夏が長引くこと10月を越え、やっと涼しい秋かと思いきや一気に初冬となりました。私は珍しく風邪を引いてしまいましたが、皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。 さて、なかなか書くのが大変なので進まない本シリ…
音部記号 私達が楽譜に触れるとき、タイトルの次くらいに目に入ってくるであろう音部記号。ト音記号とかへ音記号とか音楽をやらない人々でも教科書なんかで見ましたよね。 でもあんがい音部記号ってたくさんあるんです。 今日はかつて強弱記号色々を紹介した…
ピアノロール 作曲やアレンジを行うとき、それがVocal入りの楽曲である場合は特に、ハモリのパートの重要性が際立ってくる。しかし、ややもするとその重要性を見落としてしまって、妥協の産物にしてしまい最悪の場合はメロディーやハーモニー、せっかく手を…
コンテンポラリーの回廊 なんか最近天気荒っぽくないっすか?ネットもすぐ炎上するし、誹謗中傷が当たり前みたいになってきて、なんか殺伐としていますね。そういう行動が良いとは全く思いませんし、匿名性の中から火炎瓶を投げつける輩など、ゴミみたいなも…
夜 早くも初夏の陽気も終わり始め、梅雨の匂い漂う今日このごろですが、皆様サイド増加傾向のコロナなどに罹らず、お元気に暮らしてらっしゃいますでしょうか。 私は先日、糖尿病と白内障が発覚しましたが、幸いにも薬でのコントロールも効いていて、落ち着…
コンテンポラリーの回廊 皆様GWエンジョイしましたか? 私はGWは嫌いなので出かけたりしません。人の多いところにわざわざ行ったり、他人と同じ行動しかとれないって正直人間に生まれた意味なくないですか?もっと自分の「好き」を探求したらいいんだと思い…
ピアノ教室の風景 最近もっぱら私の研究題材は「こどものための音楽」である。しかも私はこのブログで同じ題材で一つ記事を書いている。 nu-composers.hateblo.jp 今回はそれをさらに深く研究し、体系化を試みてみたというわけである。 このジャンルの音楽は…
打楽器アンサンブル 暖冬と言われる今冬、たしかに例年より温かい気がしますが、その分花粉の飛散も早く、ワタシ、すでに苦しんでいます。 それにしても年初から大きな出来事が相次ぎ、先行きが思いやられる立ち上がりになりましたね。本当に災害でお亡くな…
コンテンポラリーの回廊 皆様あけましておめでとうございます。 旧年中は当ブログ、そして何より名古屋作曲の会と私自身に多くのご指導ご鞭撻をいただき有難うございました。 この会の顧問になって数年、会長も変わり次の局面を迎えた昨年は、残念ながら当会…
RMC 年々、年末の雰囲気がなくなりもう師走になって私の担当も年内最後になったとは思えない状況です。相変わらず各種感染症は減るどころか、過去にない流行となっていますし、世相も荒れるばかり。嫌なご時世でしたね。今年は個人的にも環境の変化が大きく…
鳥 作曲家といっても何も特別なことはなく、単なる人なのだ。だから多くの人と同じように、感動や内発的な表現の対象が偏ってくる。風に何かを感じ、花の匂いに季節を見て、鳥の姿に憧れを抱くのだ。もちろん多くの人と感動のポイントが違ったり、そう言った…
強弱記号 さて皆さんは楽譜をよく読まれるでしょうか? あるいは作曲行為をするでしょうか。 今はDTMが盛んなのでどんどん薄れてゆく概念に「強弱記号」があります。DTMでは「Velocity」というパラメータに統合されていて、これを適当に弄って調節しますよね…
東欧諸国 私には交響曲は長すぎる。しかし年に何度か交響曲を欲する時期があると数回前の記事でも書いた。 またやってきてしまった。 ちょっと収まっていて、前回は重い論文的な記事などもあげて、興味は中田喜直などの研究に向いていた。 しかし来てしまっ…
ベスト・オブ・コンテンポラリー 一人の現代作曲家の音楽を深く聴き込み、分析を試みる当企画はとにかく準備が大変で全く回を重ねられないままになっていたが、やっと重い腰を上げて一本書いてみようと思い、かねてからの懸案だった作曲家、ガリーナ・ウスト…
四分音ピアノ 私の個人研究と名古屋作曲の会の活動を繋げ、協力という形で運営していただいているYouTubeチャンネル「RMC」は、このブログの読者の皆様ならすでに登録していただいていることと思う。 基本的には今は日本の作曲家に焦点を当て、忘れられたり…
お久しぶりの冨田です。 久々にブログを書きます 最近、音楽における「意味」について考えていました。 意味とはつまり、「その音楽がこの世に存在する意義」のことです。 作曲をするうえで、存在意義のない曲を書くのはツラいですからね。 音楽における意味…
シリーズ我が国の作曲家 新型コロナが低調になる中、梅毒、サル痘に続き、マールブルク病、鳥インフルエンザの人への感染といったように、令和という時代は本当に感染症の時代となってしまいました。恐ろしいやら、以前の生活が懐かしいやら思いは複雑ですが…
どうも、名作会会長のトイドラこと冨田です。 僕は最近、YouTubeで「音楽ガチ分析チャンネル」を開設しました。 ポップス、クラシック、ジャンル問わずいろんな音楽を理論分析するチャンネルです。 そんな音楽分析でいいのか で、「なんでいまさら???」と…
RMC 皆様、今年も押し迫ってまいりました。流行病がちっとも収まらない中、ノーマスク批判をするとすぐ炎上するようなクソな世相をあざ笑いながら、今日も完全防備の生活をしています。 さて2021年ランキングは今年の年初に発表しましたが、今年は年内にラン…
コンクール本選演奏 続くコロナ禍のなかで音楽というコンテンツ自体にも、喜ばしい方向ではない変化が出てきている。その一つに作曲コンクールが挙げられるだろう。通常作曲コンクールは譜面審査を抜けた本選で、その作品をオーケストラが演奏し、聴衆と審査…
2022年、アメリカの音楽ユニット「シルク・ソニック」がグラミー賞を総なめにする快挙を達成しました。 しかもたった1曲のシングルで。 その曲こそが、この「Leave the Door Open」です。 この曲を聴いて、僕は 「なんか『Stop, Look, Listen』っぽいな……」…
どうも、名作会会長の冨田です。 自分は今年度大学を卒業してから、作曲家として活動すべくインプットとアウトプットを重ねる日々を送っております。 この連載は、クラシックの大作曲家たちの作風を研究し、ものまねで一曲書いてみようという趣旨です。 4回…
どうも、名作会会長の冨田です。 自分は今年度大学を卒業してから、作曲家として活動すべくインプットとアウトプットを重ねる日々を送っております。 この連載では、今までベートーヴェン、ショパンの作風をものまねして一曲ずつ新しい曲を作ってみました。 …
Best of Contemporary さて今回から始める新シリーズは、すでに進行中の「俺の視聴部屋」シリーズとは違い、もう少し専門的に一人の作曲家を掘り下げてみようと言うものである。もちろんアイキャッチとシリーズ名は某FM局の某番組のパロディである。 記念す…
どうも、名作会会長の冨田です。 自分は今年度大学を卒業してから、作曲家として活動すべくインプットを重ねる日々を送っております。 そんな研究成果を生かし、前回はベートーヴェンの作風をものまねして一曲作ってみました。 今回はピアノの詩人・ショパン…
コンテンポラリーの回廊 俺の視聴部屋2 さて今回も世界中の新しい音楽を、この遅れきった国日本に紹介してこうではないか。JAPANがどうのCool Japanなんて本当にバブルの亡霊まだいたのと言う感じで、口にするのも恥ずかしいというものだが、まあどうやら文…
どうも、名作会会長の冨田です。 自分は今年度大学を卒業してから、作曲家として活動すべくインプットを重ねる日々を送っております。 「インプットを重ねる」というのは、具体的にいうと優れた作曲家の曲を分析して作風を真似してみるということです。 実際…
我が国の作曲家 この研究をしているとしばしば出会うのがほとんど資料が残っていない、もう存在を肯定することも難しいという作曲家である。 そんな作曲家の書いた「楽譜」がと登場してしまうと、誰かのペンネームでない限りその作曲がいた事になってくるの…
最近、趣味で楽曲分析をはじめました。 その成果はnoteにまとめてアップしているのですが、先日アップした倉橋ヨエコの分析記事がやたら反応がいい。 彼女は有名シンガーでもなければ、2008年に活動停止してからもう14近くも経っています。 それなのに、まだ…
RMC 私の個人研究に名大作曲同好会のご理解を頂いて協力関係を作り、毎週1曲のペースで忘れられた音楽、知られざる音楽を紹介しているRMCチャンネルですが、2021年の人気動画ランキングとその理由などを纏めてみようかと思います。 このチャンネルはすでに10…