名大作曲同好会

“音楽”を創る。発信する。

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自然共生と音楽 - レイモンド・マリー・シェーファーに寄せる

冬のカナダ 訃報というものはいつも突然飛び込んでくるものである。カナダの大作曲家、レイモンド・マリー・シェーファーが亡くなった。コロナ禍に世界が揺れる2021年8月14日のことだった。 この時期、人の死の知らせを聞くとどうしても「そのこと」が頭をち…

HIROSHIMA - FUKUSHIMA

原爆投下 8/6は広島に原子爆弾が投下された日である。続いて8/9には長崎にも原爆が投下された。日本人なら誰もが知る痛ましい歴史の1ページである。 そしてこのことが日本を唯一の被爆国とならしめ、平和憲法とともに右に左に様々に語られ、利用されている。…

三善晃のイカれた合唱曲5選

みなさん、合唱曲といえばどんな曲を思い浮かべますか? 多くの中学や高校では合唱コンクールがあるでしょうから、「コスモス」とか「青葉の歌」、「YELL」とかが定番かも知れませんね。 が。 「合唱曲ってキレイで感動するよね~~」 そう思っているアナタ…

君は『3分映画宴』を知っているか

日本には全国に“奇祭”と呼ばれる祭りがある。その中に、「映画」に関する奇祭が鳥取県米子市に存在した...その名も 3 分 映 画 宴 3分映画宴とは 3分映画宴とは、鳥取県の米子市で開催されている映画祭「米子映画事変」内の催しの一つである。 そもそも米子…

五輪と音楽

オリンピック まもなく東京オリンピックが開幕する。 コロナ禍で延長されたが、そもそもの開催年であった去年の西暦を変えず「東京オリンピック2020」と称したまま開催されるそうだ。2021年には誰もコロナ禍が収まっているだろうと甘く考えた結果がこの名前…

酒と女と歌とバラと泪と男?

酒宴 酒と音楽については多くの芸術家が、各界の名士がその官能を同列に語っている。 え?下戸にいわないでくれ? まあそうなんですが、今日はお酒が飲めない人には申し訳ないですが、酒と音楽の官能について、いろいろな曲を聴いて見たいと思います。 そも…

子供のための作品と作曲家の作風について

ピアノ教室 我々作曲家にはふとした瞬間にやってくる依頼がある。それは「子供のためのピアノ曲」というやつだ。事実私も数曲この手のご依頼を受けたことがあるのだが、よくこのジャンルについて考えると、案外難しいものであることが分かる。 -え?簡単に弾…

個人的音楽が芸術なら、青木龍一郎も芸術家ではないのか ―「HASAMI GROUP=現代音楽」説―

”現代音楽” 個人主義の台頭 HASAMI GROUPに見る個人主義 1.ありがとう 2.てて様 3.景色がほしい 総括 HASAMI groupは現代アートではないか ”現代音楽” 現代音楽という言葉ができてから、いったいどれほど経ったのだろうか。今様色が今や今様ではなく、…

2020年良かった音楽

こんばんは。2020年冒頭に「2020年は復活と再生の年だ......」とツイートしたら、分断と破滅の年になってしまいました。もう言霊なんて信じない。榊原です。 そんな分断と破滅の一年も終わってしまったので、去年と同様にまた性懲りもなく2020年に聴いた曲を…

我が国の作曲家シリーズ「番外編3」

我が国の作曲家シリーズ 皆様あけましておめでとうございます。 旧年中は名作同も新型コロナウイルスの蔓延で思ったような活動ができず、非常に苦しい思いを致しましたが、皆様におかれましては、ご健康にお変わりはございませんか? 中国武漢を発生源とする…

クリスマスソングのるつぼ

皆さんいかがお過ごしでしょうか。 いきなり寒くなったかと思えば猛烈な勢いで年末が迫り、あれよあれよという間に今日はクリスマスです。 クリスマス 今年は何につけてもコロナ禍抜きでは語れない1年でしたが、クリスマスも例外ではありません。 大勢で集…

我が国の作曲家シリーズ「番外編2」

我が国の作曲家シリーズ 久しぶりのこのシリーズだが、今回はこのシリーズで取り上げるような忘れられてしまった作曲家でもなければ、無名のままひっそりと消えた作曲家でもない。確固たる仕事と、足跡を残し日本音楽史にその名を刻んだ作曲家2名である。無…

同詩異曲のススメ

天気/草野心平 同詩異曲-つまり同じ詩に別の作曲家が別の曲をつけた音楽のことである。 皆さんは案外この同詩異曲が多く存在しているということを知らないのではないだろうか。 特にPOPSなどではメロ先といって、まずメロディを作ってから歌詞を流し込んで…

我が国の作曲家シリーズ「番外編1」

我が国の作曲家シリーズ このところずっと研究しているこのシリーズだが、今回は少し軽めの内容にしようと思う。 これまでは一人の作曲家に絞って、その作曲家についてわかっていることを調査し、できる限り作品表を作るということを眼目において書いてきた…

我が国の作曲家シリーズ001 「細川碧」

がしょ~ん! 皆様あけましておめでとうございます。どんな年末年始をお過ごしになられましたでしょうか。私はいつものように、酒に酔いしれ、友と語り合う良い時間を過ごせました。本年も名作同を始め、あちこちでしっかりと仕事をしてく気持ちを新たに臨ん…

クリスマスナンバー・クラシック編

メリー・クリスマス 前回今年最後の担当記事と言いましたが、クリスマス特集をやるという会長の意向でカムバックしてきました。どうも榊山です。 時は12月、クリスマスの音が迫ってきますね。 恋人の時間?ミサの時間?サイレントナイト?ホーリーナイト? …

独断で選ぶニュースを音楽で2019

2019年から2020年へ 2019年もあと僅か。 すっかり師走の只中ですが、皆様いかがお過ごしですか? 今年は個人的に大きな転機になった年でしたね。弟子の活躍により、自分のこと以外にものアチコチ飛び回ることが増え、仕事面でも大きな激震があったりとてんや…

音楽のギネス記録?

ギネス 小学校で音楽の基本、つまりは楽譜の基本を習ったときに皆さんは気になりませんでしたか? え?何がって? 音楽のギネス記録ですよ!! f(フォルテ)が2つになるとff(フォルテシモ)になり、さらに3つになればfff(フォルテシシモ)になりま…

月の光ものがたり

月 日本には月を楽しむ風情ある文化があります。「中秋の名月」「十六夜」「朧月」月にまつわる言葉もたくさんあって、どれもとても雰囲気がありますね。 そういえば今日は今年の中秋の名月に当たるそうですね。 月を見あげて様々に思いを巡らせるのは日本人…

タイトル考 ~芸術家の苦悩の果に~

タイトルを考える |タイトルとは 芸術家にとって最も大切かつ最も厄介な問題が 「タイトル」 である。 熟慮に熟慮を重ね、言葉を手繰り寄せ、 自作を表現するにふさわしいものを撚る。あるいは至極適当に意味もなく。色々なスタイルはあれど、 タイトルを付…