さて、好評を頂いております「机上の空中散歩」曲紹介ですが、今日は5曲目「雨と陽射し」の紹介を作曲者のさわぴぃ会員にしていただきましょう。
どうも、sawapyです。
「嵐が去り新緑の世界に陽が射して生命たちは再び動き出す」
この詩がこの曲の全てみたいなところはありますが、「曲の製作に至る経緯や、込めた思いを書いてくれ」と会長に言われたので、製作の裏話を捻り出して綴ろうと思います。
しばしお付き合いくださいませ。
–この曲を思いついたのは、高校生の時でした。
台風が夜中に直撃して暴風警報が発令され…まあ、小中高生は大喜びですね。
ですが午前中に解除され、午後から授業となってしまい、あまり乗り気でないまま登校しました。
どんよりした気分のまま授業が始まりましたが、皆身が入っていない感じでしたね。
僕もふと窓の外を眺めたのですが、その時に雨に濡れた木の葉たちが陽射しを受けて鮮やかな緑に輝いてる光景が目に飛び込んできました。(僕の通っていた高校はとにかく緑が多い学校で、敷地面積の半分以上が森なんだとか…)(ド田舎とか言ってはいけない)
その光景を元に、授業中に五線紙を広げて(おい)この曲の原型を作っていました。
"原型"というのも、その時はピアノソロの曲として書いていました。
ですが、帰ってきて実際に弾いてみると何かが違う…そこでDAWに音を打ち込み、バイオリンを加えたりハープを加えたりして試行錯誤を重ねているうちに、「オーケストラぽい編成でやってみよう」と思い付いてしまいました。
ピアノソロはどこへ行った…
そして理想に近づけるべくアレンジを重ねていると、いつの間にかピアノが無くなってしまい、今の形になっていました。
そんな訳で出来上がった「雨と陽射し」でございました。葉から滴る雫を表現したハープの音がお気に入りです。
ではでは。
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