【2021年版】
遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
さて、今年もやって参りました、私がこの一年間で観たアニメをダダダっと振り返るコーナーのお時間です。去年と同じく、まずはルール説明から。
〜ルール説明〜
①これは2022年内に視聴終了した作品のリストである。年を跨ごうが2022年に視聴終了したらリストに追加される。
②過去に一回観た作品をもう一回観た場合などはリストに追加しない。
②基本「面白かった」しか言わない人間なので評価基準は大雑把に以下の通り
★☆☆☆☆→そこそこ面白かった、一度観れば充分
★★☆☆☆→まあまあ面白かった、印象に残っている
★★★☆☆→面白かった、観られて満足している
★★★★☆→とても面白かった、オススメできる
★★★★★→非常に面白かった、是非観るべきだ
それではスタート!
AIC制作のOVA作品。この作品から始まって、続編のOVA・TVアニメ・小説、果てにはスピンオフ作品まで相当数出ているという、実は超一大コンテンツなのです。続編は全然観れていませんが、普通に面白い作品だったので時間に余裕がある人は追ってみては。因みにOPがインスト曲でめちゃカッコイイです。
一大コンテンツらしく普通に面白い★★★☆☆
舛成孝二監督作品。「神様で中学生!」、略して「かみちゅ!」。ある日突然神様になってしまった少女、一橋ゆりえとその周りの人々のちょっと不思議な日常を描く。いつも通りの日常と不思議な神様の世界が上手く混ざり合っていて、そして毎回ほっこりする終わり方をするので観ていてとても楽しかったです。因みにこの作品の聖地は尾道です。
こころに優しい素敵な作品★★★★★
神奈川県川崎市を舞台に、正義の味方サンレッドと世界征服を企む悪の秘密結社フロシャイムの戦いを描く......ギャグ作品。ヒーローのサンレッド、そして特に怪人達がクッッッソ庶民的で人間くさいのがクソ良い。たまに実写のお料理シーンが入るので、それには毎回笑ってました。因みにサンレッド宿敵の「ヴァンプ将軍」のCVは山田ルイ53世がやってます。
怪人達のザ・庶民感が好き★★★☆☆
今敏監督作品。アイドルから女優に転身した霧越未麻の身に起こる事件を描いたサイコ・ホラー(?)。今敏監督が得意とする、現実と虚構が入り混じる描写がはちゃめちゃに良い反面、それが原因でちょっと分かりにくいシーンもあったので、全部が分かった今もう一回観たい作品であります...
入り混じる虚構と現実★★★☆☆
・ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
小説投稿サイトの「カクヨム」からアニメ化された作品。IT企業勤めの吉田はある夜、女子高生の沙優と出会う。酒に酔っていた吉田は彼女を家に招き入れ、そこから共同生活が始まるのだが...... ジャンルは所謂ラブコメだが「“コメ”要素はどうした!“コメ”要素は!」と叫びたくなるくらいストーリーが重いです(特に沙優の過去とか)。素晴らしい作品ではあるけど、いやぁ俺は一回観れば満足です....
良い作品(色々と重すぎるが)★☆☆☆☆
・わすれなぐも
若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」に出展された作品。Production I.G制作。作画も結構綺麗でええ作品やなぁ、と思ってたらラストで「は????????????」ってなっちゃいました。多分誰しも「は????????????」ってなると思います。感想は以上です。
衝撃のラスト()★☆☆☆☆
小野不由美のホラー小説「悪霊シリーズ」のアニメ化。主人公・谷山麻衣はある一件から「渋谷サイキックリサーチ」という心霊現象の調査事務所の手伝いをすることになるのだが... キャラクターの扱いが非常に丁寧なのが素晴らしい。で、ストーリーの方も意外としっかり「「「ホラー」」」していてちゃんと怖く、そしてめちゃくちゃ面白かったです。
本格ホラーアニメ★★★★☆
京都アニメーション制作のオリジナルアニメ。うさぎ山商店街に住む餅屋の娘、たまこが言葉を話す謎の鳥、デラ・モチマッヅィと出逢うところから始まり、一年を通して巻き起こる様々なドラマを描いた作品。キャラデザも可愛く、また商店街の人々も人情味溢れる感じで、非常に観てて楽しい作品でした。流石は京アニ。
やさしく楽しい、餅屋のおはなし★★★★☆
・アンドロイド・アナMAICO2010
舛成孝二監督作品。元はラジオドラマで、その後コミック化し、その後アニメ化。近未来、ニッポン放送で業界初のアンドロイド・アナウンサーとして“MAICO”が採用されるのだが...基本的にはドタバタコメディといった感じだが、終盤はドラマチックで大きな展開もあって、そのストーリーに非常に驚かされた作品。OP曲の「MAICOは踊る」は絶対音感殺しとして名高い(?)です。普通に良い曲なので良ければ聴いてね。
終盤のストーリーにビックリ!★★★★☆
・十二国記
小野不由美による小説のアニメ化作品。その昔、NHKでやってたアニメ。中国風の異世界を舞台にしたファンタジー作品、と言ってしまえばそれまでだが、その世界観の重厚さは他の“異世界もの”を抜きん出ている(いや、異世界モノって言ったらこの作品に失礼かもしれん)。ストーリーも(割と重くはあるものの)非常に素晴らしいので一見の価値あり。梁邦彦作曲のOP楽曲は必聴。
超大作中国風異世界作品★★★★☆
・ちびねこトムの大冒険
元は児童文学作品。バブル期に制作されるものの結局は大っぴらには公開されずにずっとお蔵入りになっていた、というまさに幻の作品。わざわざ東京と大阪にまで行って視聴したけど、いやぁ良い作品でした... キャラクターの一挙一動に魂が籠っていたし、ストーリーも子ども向きではあるものの、大人が観ても十分に満足できる作品だと思いました。一生に一度は是非、観て欲しい作品です...
みんなに観て欲しい、幻の作品★★★★★
Production I.G制作。原作と脚本を押井守がやっている作品。押井作品らしくめちゃくちゃカッコイイのですが、その分ストーリーや人物関係がめちゃくちゃ難しくて一回観ただけでは消化不良感がありました。ネタバレ10回読んでからまた見直します。
カッコいいけど難しい!★★★☆☆
皆さんご存知、宮沢賢治原作。それをますむらひろしがマンガ化し、それを原作として作られたアニメ作品。ジョバンニやカムパネルラは猫化されており、見やすい作品...かと思ったらそうでもなかった。というのは、セリフとセリフの間の「〇〇は××と思った」といった“行間”を知っていないと、表情があんま豊かでないキャラクターからその感情を読み取るのは結構難しいからだ。これもまた、原作読んでから出直してきます... あ、因みに音楽は細野晴臣がやってます。
原作知ってる方が100倍楽しめると思う★★☆☆☆
臣士れい原作の漫画のアニメ化作品。中学生の桂木萌、そしてある事件をきっかけに一体となってしまった死神のリスキーと天使のセフティの、(基本的には)ほのぼの作品。ただ、異世界行ったり宇宙行ったりとストーリーがだいぶフリーダムです。また、終盤に大きな展開があったりして、最後まで楽しく視聴することができました。声優のセリフが一切無い、サイレント風に作られた第16話が個人的お気に入り。
「ほのぼの」と、「ドラマ」と。★★★☆☆
原作はヤングジャンプで連載されていた。神戸守監督作品。グロシーンがあることで有名だったり、実は海外からの評価がめちゃくちゃ高かったりする作品。wikiには
また、根底には差別や孤独に対抗する人間性(humanity)や主人公の純愛が描かれており
という記述もあり、まあ素晴らしい作品に違いはないのだが、申し訳ありませんが、自分はこの作品の「重圧」に耐えられませんでした...いや、もう一周くらいはしてみようかな...この作品のOP曲である「LILIUM」は賛美歌風に作曲されており、海外の合唱隊によって歌われたりしています。
アニメOP
合唱隊Ver.
個人的にはちょっと重かったかな...★☆☆☆☆
一見ただの女の子にしか見えない宇宙海賊・ミトとその息子・光国葵を中心に、銀河の支配を企む「爛磐」との戦いを描いたドタバタコメディ。色んなキャラクターがいっぱい出てきてみんなでワイワイする系の作品だったので、楽しく観れました。映像もどことなくレトロ感じがあって、そこも評価ポイントの一つです。
深夜向け「テレビまんが」★★☆☆☆
・BURN THE WITCH
スタジオコロリド制作。原作はBLEACHの久保帯人による漫画。ロンドンの裏側に広がる「リバース・ロンドン」を舞台に、二人の魔女、ニニー・スパンコールと新橋のえるの活躍を描いた作品。ドラゴンマジかっけぇ!登場人物マジカッケェ!続きはまだか...続きは...!ってなりました。流石はBLEACH描いただけはあります(読んだことないけど)。
ドラゴンもキャラクターもマジカッケェ...★★★☆☆
スタジオコロリド制作の短編作品。妄想が好きで同級生のしぐれちゃんのことが大好きなひなたくん。ある日、しぐれちゃんが転校することを知って...途中でスピッツの楽曲が流れるのですが、これが綺麗で疾走感ある映像と相まってめちゃ気持ちの良い(?)作品でした。
美しく疾走感のある映像★★★☆☆
・寫眞館
これもスタジオコロリド制作の短編作品。とある写真館に写真を撮りにきた笑わない女の子。彼女は成長して大人になっても一向に笑うことがないのだが... セリフが一切無い作品。文字・字幕も入りません。とても穏やかで、静かな作品。自分はこういう作品が大好きすぎるので、一度観て、めちゃ気に入って、また観ました。こういうのが観たかったんだよ...!
とても静かで穏やかな作品★★★★★
ブシロードコンテンツ。演劇学校である聖翔音楽学園を舞台に、「地下劇場」で「レヴューオーディション」と言う名の“決闘”に参加することとなった少女たちの物語。(自分は観たことないけど)少女革命ウテナとか好きならブッ刺さるんじゃないか?と言った感じの深みのある(?)ストーリーで、めちゃくちゃ面白かったです。また、“演劇”ということもあって、少女たちは歌いながら戦う訳ですが、その曲がなかなか良い!個人的お気に入りは「恋の魔球」。
少女達の“決闘”を見よ★★★★★
・劇場版再生産総集編
少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド
上記「レヴュースタァライト」の総集編。まあ話の内容はTVアニメ本編のダイジェストになる訳ですが、使われてる楽曲がTV版とは違って劇場特別ヴァージョンだったので、原曲派の自分はイマイチ乗りきれなかったです...ハイ...
劇場版よりTV版の曲が好き★☆☆☆☆
・劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
こちらの劇場版は完全新作になっています。インターネットを見てみると劇場に100回くらい足を運んだ猛者がいるような、そんなカルト的作品になっています。で、自分も観ました。カッコいいシーンとかは満載なんですけど、当時頭の糖分が不足していたのもあって、「一体...何が起こってんだ...!?」(←いい意味で)ってなりました。なので私はこの作品をもう数周することが必要です。
もう数回観てから評価したい★★☆☆☆
・阿波連さんははかれない
水あさとの漫画が原作の作品。無口で無表情、人との距離を測るのが苦手な阿波連さんと、その隣の席になったライドウ君のほのぼの日常アニメ。「お決まり」のギャグ要素あり、ほのぼの日常描写あり、そして恋愛シーンありで、最後は温かHappyEndだったので、日常モノが好きなら普通にオススメできます。
ギャグから日常から恋愛まで★★★★☆
TVオリジナル作品。
この物語は、日々の食事や嗜好といった些細なことから大衆に関わる後々の大局に至るまで、ズヴィズダーが世界を征服する軌跡を辿った物語である。
ってwikipedeaには書いてあります!キャラクターデザインはめちゃ良いのですが、ストーリーは何やってるかさっぱりわからなかったです!感想は以上です。
ストーリーがよく分からんかった。★☆☆☆☆
大地丙太郎監督作品。普段はギャグを得意とする監督が、一切のギャグを封印して真剣に「戦争」というものを描いた極めてシリアスな作品。インターネットでは「鬱アニメ」なんて言われてますが、そんな一言で済ませることができないほど、深く、重く、そして“面白い”作品でした。コアなアニメが好きな人なら、この作品は絶対に観るべきです。
「戦争」を真っ向から描いた名作★★★★★
・ワッチャプリマジ!
「プリパラ」や「プリチャン」等の「プリティーシリーズ」の一環。佐藤順一監督作品。主人公を取り巻く大人たちがしっかり描かれていたり、男子のプリマジする回があったりと、意外なストーリーで毎話ワクワクさせてもらいましたが、最後の物語の着地のさせ方がちょっとフワッとしすぎてたかな、と思います。因みにプリティーシリーズはこの作品で一旦打ち切りとなっています。この先どうなる日本の女児アニメ...
ラストは微妙だが、それでも面白かった★★★☆☆
GAINAX制作の劇場作品。「何もしない軍隊」と揶揄される王立宇宙軍に所属するシロツグは、あることがきっかけで宇宙飛行士に志願するのだが... ストーリーは全体的にフワッとしてましたが、緊迫&大迫力のロケットの打ち上げシーンで普通に泣いちゃいました。ロケット打ち上げって、現実でもなんだか馬鹿にされる傾向があるじゃないですか。でもその裏側にはこんなにも情熱的な人々の姿があるんやな、って... 因みに音楽は坂本龍一がやってます。
ロケット打ち上げシーンで泣いた★★★★☆
押井守監督作品。皆さんご存知、うる星やつらの劇場版。原作は観たことも読んだこともありませんでしたが、キャラクターさえ押さえれば観れちゃう作品です。原作のドタバタ感もちゃんとありますし、一方で押井守らしい美しさと静けさの混ざり合った描写とかもあって結構良かったです。DVDで買ったのでもう一回くらい観たいです。
「押井守的描写」が良い★★★☆☆
・舟を編む
原作は三浦しをんの小説。「玄武書房」に勤める馬締光也が、新しく作られる辞書『大渡海』の編纂者として辞書編集部にヘッドハンティングされてから『大渡海』が刊行されるまでの出来事を描いた作品。基本的には粛々とストーリーが進んでゆく感じだが、「辞書作りとは何をしてるのか」という解説もちゃんとあり、事件もあり、恋もありで、それぞれの事象が非常に丁寧に描かれていてとても面白く、好感度の高い作品でした。2022を締めるに相応しい、素晴らしい作品でした...
粛々と、丁寧に進むストーリー★★★★★
以上!
ところで最近アニメを観る本数がだいぶ少なくなってきてしまいました...そろそろ私もオタクの称号を剥奪されそうです。ま、無理せずゆったりまったり、観たいものを観ていこうと思います。今年も色々観られるといいな。
おわり