初めに
初めまして「g」といいます。リアルのあだ名がジジイなのでgです。
コロナで暇ですね。外ではツツジや藤が咲き乱れているのに、見に行く事ができないのはなんとも心苦しいですね。
ところで、ブラジルの作曲家について面白そうな人達を探してきたので、ちょっと見ていってくれませんか?
ブラジルの歴史
いきなりブラジルの作曲家にいくのもアレなので、すごく簡単にブラジルの歴史について触れていこうと思います。
1、先コロンブス時代(紀元前11000年ごろ〜紀元1500年)
いわゆる「インディオ」の時代です。詳しいことはよくわかっていません。しかし、民族音楽のルーツを探る上では非常に重要だと思います。研究がより進む事を願います。
2、ポルトガル植民地時代(1500年〜1822年)
1500年にポルトガル人のカブラルがブラジルを「発見」します。以後、ブラジルはポルトガルの植民地となります。先住民たちは奴隷として扱われ、多くのポルトガル人が移住してきます。移住してきたポルトガル人は貿易で財産を築き子供達に教育を受けさせます。それによってブラジルは比較的早くヨーロッパ式の交響曲やピアノ曲を書く作曲家が登場します。
3、ブラジル帝国時代(1822年〜1889年)
ナポレオン戦争やらなんやら(複雑だし大筋から外れるので省きます)の影響でペドロ1世を皇帝としたブラジル帝国ができました。この時のペドロ1世が独立戦争の時に放った叫び「独立か死か!(イピランガの叫び)」は現在のブラジル国歌の歌詞の元ネタになってたりします。
ちなみに周りの国はクリオーリョ(白人と先住民との混血)による独立で相次いで共和国化してました。なのでブラジル国内でも共和化を求めた反乱があったりで大変だったらしいです。
4、共和制ブラジル(1889〜1964)
アメリカ南北戦争によってアメリカで奴隷制が廃止になると、それに便乗してブラジルでも奴隷解放運動が起こります。見かねた皇帝ペドロ2世は奴隷制を廃止しますがその結果大荘園主の支持を失いクーデターによって帝政は崩壊します。盛者必衰。さて、ここまで書いて疲れてきました。すごく端折ります。気になったら調べてみてね。
5、軍事独裁政権が立ちます
6、民政移管が実現します(1985年)
7、今に至ります。
以上。
軽く触れるつもりだったのに結構書いてました。さて、そんなブラジルの作曲家たちを紹介しましょう。ちなみに選考基準は僕の独断と偏見です。もし推しが紹介されてなかったらコメント欄で紹介してください(露骨)。
1、エイトル・ヴィラ=ロボス(Heitor Villa-Lobos)
1887年生まれ1959年没
はい、ブラジル1番のビックネームです。独学で作曲を学び12曲の交響曲を書き、数多くのピアノ曲を遺しています。一応リオデジャネイロ音楽院で学んだという記録は残っていますが、あまり強い影響は受けなかったようです。パリへ留学したのち、1930年にリオデジャネイロ音楽院の院長に就任。ブラジルの民族音楽に根差した曲を描き続けました。
代表作は「ブラジル風バッハ」です。
2、アミルトン・ゴドイ(Amilton Godoy)
1941年生まれ
ブラジルジャズサンバの巨匠です。ジャズサンバトリオ「ジンボ・トリオ」のピアニストとして世界中で活躍しました。軽快なリズムの中にあるハーモニー感が聴くたびにクセになります
「Antes assim」
軽快なサンバを聴いたところで、渋めのヤツいきましょう。
3、ボーデン・パウエル(Baden Powell de Aquinl)
1937年生まれ2000年没
ブラジルのギター奏者です。これはもういいから聴いてくれって感じです
「Manha de carnaval」
いやぁ…いいですねぇ…薬指と小指に挟んだタバコがなんともセクシー。ギターも死ぬほど上手いし映像、音楽ともにカッコいいですね。
4、イヴァン・リンス(Ivan Guimarães Lins)
1945年生まれ、今も存命です。
リオデジャネイロ連邦大学において化学工学の学位をとり、音楽活動を始める前はバレーボールの道へ進もうとしていたそうです。多才ですね。そんな彼はジャズ・フュージョンの世界で活躍しており、彼の曲は様々なアーティストにアレンジされています。
「depois dos temrais」
エッチな声をしています。これはいけません。
さてここからはオシャレな音楽から抜け出して、僕の理解の範疇から亜高速で飛び出していった人達をばみていきましょう。
5、Vânia Dantas Leite
1945年生まれ、2018年没。
Escola Nacional de Musicaというところで音楽を学び、Frederico Eggerという人に学んだそうです。師匠はwikiのページも無いです。
どうやらエレクトロ音楽をやっているらしい。少し聴いてみましょう。
「 Di-stances」 どうでもいいですけど、この時期にピッタリの名前ですね。
Vânia Dantas Leite - Di-stances
うーーむ、わからん。無学な僕にはさっぱりです。トイドラ会長だったらわかるんですかね?
(分かりませんでした。by トイドラ)
あれま。
6、Jocy de Oliveira
1936年生まれ、ここに来て当記事初の女性作曲家です。元々ブラジルの女性作曲家は結構早期にいましたが、今回は紹介する機会がありませんでした。ワシントン大学にてRobert Wykes他多くの音楽家から指導を受けたようです。
「Estórias Para Voz」
うーーーんやっぱりわからん、がよく聴いてみるとリズムがブラジル特有のボッサっぽい…?楽曲もブラジルの物が散見できます。こういう訳の分からない所から自分のわかる所を引っ張って来て理解の切り口とするの、結構好きだったりします。
7、エルメート・パスコワール(Hermeto Pascoal)
1936年生まれ、一見普通のおじいさんですね。バンドネオン奏者だそうです。じゃ聴いてみますか。
曲目は「Mûsica de Lagoa」。直訳するとラゴアの音楽といったところでしょうか。
うむ。怪しいですね。すごく怪しい。池の中半裸の男達が瓶を吹いている中央にいるのがパスコワールさんです。アルビノで肌が白いので一層目立ちますね。言い方悪いですけど宗教の教祖的な魅力を感じます。ラゴアというのはブラジルの土地の名前です。コーヒーが有名ですね。ラゴアの先住民の儀式音楽を再現したのでしょうか。
さて長くなりました。まだまだ紹介したいのですがこれで最後にします。
8、Gilberto Mendes
サントス音楽院で前衛音楽を学んだそうです。YouTube でみた時に面白かったのでトリを飾ってもらう事にしました。
曲目は「BEBA COCA-COLA」訳すと、「コカコーラ最高!」です。
1:32が最高ですね!
いかがだったでしょうか。もし推しがあればぜひコメント欄にコメントしてください。
ではまたどこかで