名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)

“音楽”を創る。発信する。

成長過程を振り返る: Logic ProによるDTM活動1年半の記録

はじめに

こんにちは。名古屋作曲の会のNiynuh Swidffel(にーぬ・すうぃどぅふぇる)です。

今回の記事では、私がLogic ProによるDTM活動を開始しておよそ1年半が経過したことを受けて、その成長過程を振り返ろうと思います。

私がこの会に加入して始めて参加した企画は東方アレンジアルバム『Enigmatic Tributes』なのですが、このときはDAW(Digital Audio Workstation、パソコンで音楽を作るためのソフトウェア)ではなく、Sibeliusという浄書(楽譜の見た目を整える)ソフトを使って制作していました。ですので、東方アレンジアルバムの次に参加し、ようやくDAWを使った制作を始めたばかりの時期の楽曲、『sihahmern mamonde』から見ていこうと思います。

 

youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=IThiNp-Rrx8

↑こちらでフルサイズで聴くこともできますが、後でDAWの画面を映したdemo版も貼ります。

 

sihahmern mamonde(2024年8月頃に制作)

この曲は名作会のDTM企画のために始めてLogic Proを使って制作した曲になります。たしか制作期間は合計で2ヶ月ほどだったと記憶しています。https://www.youtube.com/watch?v=c7vZLjE-mhA

www.youtube.com

 

この曲の歌詞は全編にわたって私が開発している架空言語「ミュラン語」で記述されており、そのため曲の雰囲気もエスニックなものにしたいと思い、制作を開始しました。

 

nu-composers.hateblo.jp

↑歌詞の解説はこちらの記事をご覧ください。

 

使用したインストゥルメントはほとんど全てLogic Proの付属音源で、一部UVIのギター音源などが使われているようです(かなり昔に作ったので記憶が曖昧)。

ごくごく単純なピアノのコード弾きの上にドラムとボーカル、ストリングスなどが乗っているわけなのですが、メロディーがかなりヒドいですね…… ブレスを取る余白が全く無い。メロディーといえば冒頭のシタールのフレーズもなんだかフワフワしていて安定感がありません。たしかFlowMachinesというメロディー生成ソフトを使ってメロディーを作ったはずなので、これはソフトの限界でこれ以上のメロを作りたいのであれば自分の頭からひねり出してくるしか無い、ということなのでしょう。

その他にもボーカルトラックにかかっているエフェクトにも注目しておきたいのですが、なんと、

ボーカルトラックにかかっているエフェクト

EQとリバーヴしかかかっていません。コンプとか挿しましょうよ……

このあたりからも、私が当時いかに知識のない状態で作曲をしていたかがよく分かりますね。

では次へ。

A Corridor to Nowhere(2026年1月頃に制作)

こちらは今年4/26の春M3-2026にて頒布予定の楽曲の1つです。

youtu.be

上の『sihahmern mamonde』の制作が終わったぐらいのタイミングから、私はfripSideという音楽ユニットにずっぷりハマることになり、この曲もその影響を強く受けた、デジタルJ-Popというジャンルの曲になります。

まず画面上部のアレンジメント、キー/拍子、コードのトラックをご覧ください。私は『sihahmern mamonde』や同時期にリリースした『luminiferous』といった曲をこれらのグローバルトラックなしで作曲していました。ですが、それらを追加して少し設定をいじってあげるだけで制作時の脳への負荷がまるで違います。Logic Proユーザーの方々はぜひ有効活用していきましょう。たぶんCubaseとかにも同様の機能があるはずです。

ではトラックをざっと見ていくと、

  • ピアノ
  • SuperSaw
  • リードシンセ
  • ブラス
  • シーケンス
  • ストリングス
  • エレキギター
  • Pad
  • シンセベル
  • エレキベース
  • ドラムマシン
  • ボーカル(上ハモと下ハモも)

と、なかなか充実した編成になっています。

本当はもっとFXを盛りまくってfripSideのようなバチバチサウンドにしてみたいのですが、それはこれからの課題ですね……

そしてボーカルトラックはというと……

ボーカルトラックにかかっているエフェクト

……めちゃくちゃ増えてますね。

エフェクトやトラックの数が多ければ必ずしも良い曲になるとは限りませんが、サイズの大きなプロジェクトファイルをうまく扱えるように訓練していけば、自ずと良い曲が出来上がるのではないか、と、この1年を通じて感じた次第です。

さいごに - 宣伝

名古屋作曲の会から、特別なコンサートのお知らせです。2026年2月14日、本山の美silent hallにて「《失われた音楽》ピアノコンサート」を開催します。

本公演のコンセプトは「蘇る音楽」です。橋本國彦や成田為三、田中カレンといった、時代の中で埋もれかけたり、演奏機会が少なくなったりした珠玉の作品に光を当てます。武満徹によるビートルズの編曲など、時代背景も多様な楽曲を揃えました。

【日時】2026年2月14日(土) 19:00開演 【会場】美silent hall(本山駅より徒歩2分) 【料金】前売1,500円/当日2,000円

終演後には少人数限定の座談会も予定しており、出演者と直接お話しいただけます。チケットは当会のBASEショップにて好評発売中です。

https://nucomposers.base.shop/items/131270744

皆様のご来場を心よりお待ちしております。