名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)

“音楽”を創る。発信する。

ヒットチャートを比較する

こんにちは。

僕は数あるサブスクリプションサービスの中でもApple Musicを使用しているんですが、なんと各国のヒットチャートを見れるんです。

 

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各国のヒットチャート達

楽しそう。

ということで、今回はこのチャートをのぞいてみることにします。これはデイリーランキングなので、世界各国のアチアチホットな曲がわかるっちゅう算段ですわ。

 

(全て5/20のチャート)

 

日本

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 まずは日本です。流行にマジで興味がなく、普段ランキングを全然見ないのでYOASOBIというバンドの存在を初めて知りました。なんか最近ホットらしいです。

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なんかボカロっぽいですね。というかボカロPが作曲してるみたいです。最近そういうの増えましたね。

YOASOBIは「monogatary.com」で2019年7月〜9月にかけて実施されていたコンテスト『モノコン2019』内の「ソニーミュージック賞」で大賞に輝いた物語を楽曲化するために結成された、Ayaseとikuraによる音楽ユニット 

らしいので、まあ売れるべくして売れたのかなと思います。

 

あと瑛人も知らなかったので調べました。なんかTikTokとかいうアプリでバズったらしいですね。僕はTikTokをダウンロードしてる生き物を人類と認めてないので全然知りませんでした。

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流行の中心媒体はどんどん移り変わっていくので、追ってる人は凄いなと思います。僕は疲れてしまうので追えません。

 

残りは1年間くらいロングヒットしてる曲ばっかなので、今は特に言うことはないですね。各国のチャートを見たら言うことができる気がします。

 

韓国

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 やっぱり隣国は気になりますよね~。ということでお隣韓国のチャートです。

KPOPが強いんじゃね?と予想してましたが、以外にも1位はAriana Grande & Justin Bieber。ド洋楽じゃん。

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なんかこの曲はCOVID-19のチャリティーソングらしいです。初めて知りました。

ということは、他の国のヒットチャートにもたくさん出てきそうですね。

 

ところで一位から十位まで、チャートに占める洋楽の割合がすさまじいです。10曲中8曲洋楽って何?もしかして韓国人みんなサムスン使ってるからApple Music入ってない?(あり得る)

 

と思って調べました。ios端末の台数とApple Music加入者には正の相関があるので、ios端末の占める割合を見れば、韓国人がどれだけApple Musicで音楽を聴いているのかわかるはずです(雑統計学)(そこに有意さはあるのか)。詳しくは以下のリンクを参照してくださいな。

xera.jp

たしかにAppleユーザーは少ないですが、それでもiosは全体の26.60%を占めているので、まあ統計的に有意な値は出てるんじゃないかな~と思います。みんなSpotifyで聴いてたら泣きますが。

 

まあこのチャートが正しいならば、Kpopが実に洋楽らしいのもうなずけますね。卵が先か鶏が先かはこれを見るだけではわかりませんが、韓国の音楽は相当に洋楽(特にアメリカ)の影響を受けているわけです。日本、韓国ときたら次は北朝鮮中国です。

 

中国

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 ?????、????!!!?!?!?、!??!、?!?????

Jay Chouなるミュージシャンに寡占されてますがな。これは一体どういうことでしょう。

 

(多分)答え

www3.nhk.or.jp

米国政府がHUAWEIの規制をしたせいでApple不買運動が起こってて、そのせいでチャートに偏りが出てるんじゃないでしょうか。どうもそんな気がします。

 

ちなみにJay Chouはこういう感じです

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調べた結果、結構な大物であることは確かなのですが、絶対他に何かあるだろ......という気がしないでもないです。お国事情がよくわからんので、知ってる人は教えてください。

 

アメリ

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 ということで現在中国とバチバチにやりあってるアメリカのチャートを見ましょう。

 

1位はこちらDababy

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2位はこちらPolo G

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3、4位はこちらFuture

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ラッパーしかいねえ!!!!!(残りも全員ラッパー)

 

しかもトラップ(ハイハットがチキチキいってるやつ)ばかり。ちょっと驚きました。

ちなみにアメリカからバンド音楽は完全に駆逐されている(陰キャしかやらん)らしいです。知らんけど。

 

さっき「Kpopはアメリカのポップスの影響が強い」的なことを言いましたが、韓国のヒットチャートにラップが見られないところから推測するに、それは何年か前のアメリの話かもしれません。もしこのままアメリカの影響が強いならば、Kpopもラップ色が強くなるかもしれないですね。

 

イギリス

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 最後にアメリカの生みの親、イギリスにいってみましょう。イギリスにはUKロックのための学校があって、そこから世界的なミュージシャンを輩出していると聞きますが、実態はいかほどかからの1位Dababy

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やはり親子なだけありますね。

そして2位には韓国で3位だったThe Weekendがランクイン。というか見たことある面子がちらほらいますね。さすが音楽大国とでもいうべきか。

 

基本的にラップばっかなんですが、6位で急にこういうのが出てくると面白いですね。

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下位には普通の歌ものが結構ランクインしてますね。以下は8~10位のみなさんです。

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ここら辺はアメリカとは全く違いますね。まだヒットチャートでも多様性が確保されているように思えます。

ただやっぱり打ち込みが主体で、商業音楽で生楽器の時代は終わったんだなーという気はします。

 

また日本

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こうしてみると日本のチャートは(良いか悪いかはここでは議論しないことにしますが)今まで見たどの国とも違って面白いですね。特に海外の楽曲が一つもランクインせず、ドメスティックに完結してるのが興味深いです。あとOfficial髭男dismやLiSA、あいみょんなどのバンド物、生楽器物が生き残ってるのも不思議ですね。

 

とはいえ、比べる国のサンプルが少なすぎるのも事実ですので、あくまでも「その可能性がある」という表現にとどめておきましょう。また機会があって僕が飽きなければ(一番重要)続きをやりたいと思います。

今回は思いのほか長くなってしまったのと、飽きてしまったのと、課題が終わってなくてヤバいのとで、この辺で筆を置こうかと思います。