名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)

“音楽”を創る。発信する。

日本のエクストリームミュージック③MARUOSA

こんばんは。エクストリームミュージックのお時間です。

今日はMARUOSAを紹介しようと思います。お耳の準備はよろしいでしょうか?

 

いかがでしたか?

これはいわゆるブレイクコアと呼ばれる音楽に属するものです。多分。

ブレイクコアとはジャングルドラムンベースといった音楽が更にヤバくなったものです(ブレイクコアを説明するだけで記事がひとつ書けてしまうので今回は軽く説明するにとどめます)。ジャングルとドラムンベースをご存じない方は以下の動画をご確認ください。

 

ジャングル


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ドラムンベース


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手数の多いドラムが特徴ですね。ぶっちゃけこの二つのジャンルの違いはよくわかりません。ドラムがサンプリングか否かくらいですね。

 

そしてブレイクコア


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うるせーですね。クラブミュージック的な律動がほぼ排除され、爆音ドラムの複雑なリズムパターンのみがのこりました。

 

ここでもう一回MARUOSAを聴いてみましょう。

どうですかね?私は明らかにメタルを感じるのですが。

だからブレイクコアというよりはグラインドコア(ヤバいメタル)に近い気がします。その証拠にMVもゴアグラインド(やたらグロいメタル)っぽいんですよね。*1

 

MARUOSAとセキンタニ・ラ・ノリヒロ

 

MARUOSAのMVはセキンタニ・ラ・ノリヒロというコラージュ作家が担当することが多いです。セキンタニは人体とか内臓とか内臓とか内臓とかを使って最高のコラージュを作る世界的に有名なアーティストです。なのでこの映像に既視感を覚えた人もいるかもしれません。

 

そう、

 

 

Supremeとコラボしているから。

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しゅぷり~む

左肩に「シュプリーム」、右側におっぱい丸出しの網タイツ女(全くエロさを感じない)がプリントされた服出すのSupreme相当イカれてんなと思いましたが、私もイカれてるので3万出してこの服買いました。最高!

 

このコラボが発表されたときの映像がこちら。

 
 
 
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MARUOSAが音楽担当しています。最高。 

 

ちなみにこのセキンタニ×Supremeコラボは、ネットで死ぬほどたたかれててクソ面白かったです(当然すぎて)。

てな感じでMARUOSAの暴力的な感じとセキンタニのコラージュは非常に相性が良くて好きです。

 

ブレイクコアだけじゃないMARUOSA

ちなみにMARUOSAブレイクコアだけではなく、いわゆるテクノミュージックも作っています。初めて聴いたときMARUOSAの作品かどうか疑ってしまいましたが、本当にMARUOSAの作品のようです。流石に違いすぎるだろ。

 

maruosa.bandcamp.com

 

そして最新作

maruosa.bandcamp.com

タイトル通りまさに原点回帰といった内容。原点回帰の中にもかつては見られなかった緩急が見られ、よくあるブレイクコアへ一石を投じる内容となってます。

なぜ最初がツァラトゥストラはかく語りきなのかはマジで謎です。

 

かた焼きそば研究家としての一面

かた焼きそば研究家としてちょくちょくテレビに出てるので、人によってはこっちのMARUOSAになじみがある人もいるかもしれません。

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燦然と輝く"KATAYAKI"の文字

公式HPにKATAYAKIの文字がある人が他にいますか?

最初見たとき意味わからなさすぎて爆笑してしまいました。

 

今後もかた焼きそば研究家としてのMARUOSAに注目です。ウソです。音楽家としての彼にも注目します。

*1:ここらへんの謎ジャンルたちもいつか解説したいと思います。そう、いつか......。