榊原です。
昨日まで大学祭でした。
ここ2年間、毎年音楽系の企画(歌、演奏)をやっていたので、今年もやりました。
やることを決める
名作会とは関係なく他に所属しているサークルに大学生の自由研究というものがあり、そこでは毎年「エクストラステージ」という、とりあえずやりたいことをやりまくるステージを組んでいます。そこで、今年も、音楽系の企画をやりたいなあ〜と思いました。
ちなみに、去年はなんすい会長と(もう一人)で一緒にリコーダーと歌をやっていました。
このもう一人がベースを弾けることが発覚し、弾かせた〜い弾いてくれなきゃヤダヤダヤダ〜となった私は、ベースを中心に据えることを念頭に話を進めました。
人を集める
が、大学生の自由研究は音楽サークルではないのでまともに楽器を弾ける人はほぼいません。なのでとりあえずできるであろうボーカルを探すことにしました。
女性ボーカルがいいかなあ(男性は自分が歌えばいいし)と思ったので適当に女性に当たってみます。
ベースの人に......
振られました。
他の女にも......
振られました。
3人目でようやく契約成立しました。
ちなみにボーカル自体は振られはするものの、みんなバンドメンバーにはなってくれたのでここでメンバー募集を打ち切り、意図せずハーレムバンドになりました。
編成を決める・曲を決める・作編曲の方向性を決める
編成は
・ノイズとサンバホイッスルと雑用
・ベース
・アゴゴ+ピアノ
・ボーカル
に決定。今の自分ならアゴゴではなくチャンチキにするところですが、まあ仕方ありません。
演奏する曲にはせっかく集まってくれたみんなのいいところを反映させたくなったので、頑張っていいところを考えてみました。
ベース:元メサイアコンプレックスer。自分を守るために周囲に威嚇する技を備えている。
アゴゴ:認知が歪んでいる。人たらし。他人に対する純粋な悪意がある。
ボーカル:自己中心。躊躇というものがない。戸川純が好き。
最初は牧歌的なバンドを構想していたのですが、これを全て反映するとどう頑張っても攻撃的な内容にせざるを得ないので、半年くらいずっと考えていた選曲を全て放棄して、新たに曲を選んで編曲の方向性を考えることに。
ちなみにこの段階で4/25くらいです。大学祭が6/7で、素人が練習することを考えるとだいぶヤバいです。
まあまあ悩みましたが、最終的に以下のように曲を決定しました。
田舎の学校/HASAMI group
お前を殺す/自由ヶ丘
SUPER VISION(新曲)
Another View Point/Cornelius
です。
・田舎のお山の学校であるところの名古屋大学とそこに通う学生を全員ぶち殺す
・統一テーマ「天晴れ、広がるVISION」の外側にある(遺棄された/不都合な/無視された)光景を並列して見せることでテーマを超える
などの気持ちがこもっています。
作編曲する
曲が決まったので、全体的に破滅的なアレンジを施していきます。
込められた気持ち的にパンクが似合うと思ったので、シンプルな味付けを心掛けました。
1曲目の「田舎の学校」はそもそもがめちゃくちゃなのであまり変化させずマイルドに、続けて演奏される「お前を殺す」は元々相対性理論みたいにオシャな感じでしたが、気に食わないのでバキバキにしておきます。
田舎の学校 pic.twitter.com/3pCNL1yGoN
— 大学生の自由研究 (@nu_jiyu_ken9) 2025年6月8日
お前を殺す pic.twitter.com/xJe5NCuqSL
— 大学生の自由研究 (@nu_jiyu_ken9) 2025年6月8日
(動画ではみられませんが)「お前を殺す」のBメロはメロディはそのままで、ひたすら転調していくことで復調が生まれています。これは直前に演奏している田舎の学校作ったHASAMI groupがよくやる手法を適用しています。こうすることで全く出自の違う二曲が違和感なく溶け込むことを期待して...... ちなみにAメロのドラムパターンをそのまま田舎に学校に転用しており、それもまたシナジーを産んでいるのではないかと勝手に思っておりますが実際どうだったんでしょうか。
SUPER VISION(新曲)はひどく難航しました。
普通に全員素人だし、恐ろしく簡単な曲にしなくては.....
とは思いつつも、かっこよくしないとやる気が起きないので......
結果的にファンクっぽくすることでわりと簡単な曲を作ることができました。
SUPER VISION pic.twitter.com/TVjy8ECbHo
— 大学生の自由研究 (@nu_jiyu_ken9) 2025年6月8日
☆簡単要素☆
・コードが二つしかない(GM7-A7sus4)
・フレーズは基本一小節ループ
・キメが多いのでロストしても復帰しやすい
・音数が多いのでミスってもバレない
☆簡単ではなかった要素☆
メトリックモジュレーションする(6/4↔12/8)
ポリリズムする
速い(BPM200↔150)
Another View Point
オリジナルのライブ版が、普通に演奏する背景にCMなどを無許可でサンプリングしまくるというもので、今回はその名古屋版を作成することで「統一テーマ「天晴れ、広がるVISION」の外側にある(遺棄された/不都合な/無視された)光景を並列して見せることでテーマを超える」という意図の9割くらいを担ってもらいました。
Another View Point pic.twitter.com/eWaINTa5cj
— 大学生の自由研究 (@nu_jiyu_ken9) 2025年6月8日
かっこつけすぎたかなという気がするので次回があればもっとお茶らけた曲を演奏するでしょう。
上記の内容は文字だと伝わらない部分も多いと思うので、そのうちアップされるライブのフル尺動画を見てください。すまねえ......