名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)

“音楽”を創る。発信する。

日本のエクストリームミュージック②ノイズカレー

人間の三大欲求は俗に

・食欲

・睡眠欲

・性欲

と言われている。音楽は当然これらを満たすことはできない。

 

そのはずだった――。

youtu.be

不定期にエクストリームミュージックを紹介する謎記事、第二弾はノイズカレーです。

ライブするたびにツイッターでバズっているので、知っている人も多いかもしれません。

 

パフォーマンスの流れ

彼のパフォーマンスを先ほど添付した動画で確認していただいたかと思いますが、ここで今一度その流れを復習しましょう

①カレー調理中に音楽を流す

②調理音をアンプリファイして流す

③ノイズと化す

④できあがったカレーをみんなで食べる(おいしい)

です。

作ったカレーを食べるので、ライブハウスはワンドリンク制にしなくてもよさそうですね(しらんけど)。

 

「カレーは飲み物」はもう古い!! 「カレーは音楽」

ごらんのとおり、男がステージ上で調理をしていますね。これはカレーです。

彼はステージで調理を行うことによって、私たちに「カレーは音楽ですか?」という問を投げかけているのです。これを前衛と言わずして何を前衛というのでしょう。

 

カレーに必要なのはスパイスではなくノイズだった

そして彼は調理中のカレーに奇声と爆音のノイズを聴かせるのです。もうおわかりですね? カレーを美味しくする上で必要なのはスパイスではなくノイズなのです。カレーにノイズを聴かせると美味しくなる、宇宙138億年の歴史の中で最も驚愕すべき事実がここに明らかとなってしまいました。

 

どうしてこうなったのか?

しかしここで一旦冷静になって考えると、ノイズを爆音で鳴らしながらカレーを作るという奇行がポンと現れたとは考えにくいです。何かしらステップを踏んで徐々にこの形態に移行したと考えるのが自然です。そしてそれを裏付けるデータを私は入手しました。

以下の資料をご覧ください。

www.j-cast.com

資料から一部抜粋すると、

 

・元々の活動

ノイズカレー:ロックやパンク、オルタナティブ系のバンドをやってました。今は活動停止中です。パートはドラムです。知り合いと即興バンドをしたり、また海外の路上で空き瓶を叩いて生活してた事があったので、それをライブで、ソロでやったりしていました。

 

・きっかけ

ノイズカレー:最初はライブハウスでフードを作っていました。ですが、気が付いたらステージ上でそれをやっていて、気が付いたら定期的に呼ばれ...やっていく中で進化していきました。(このスタイルに行き着いた)理由はありません。

(気が付いたらステージ上で??????????????????)

ちなみにカレーの作り方は我流だそうです。

 

最近の動向

最近はなかなか観客ありでの公演も難しいらしく、オンライン開催のライブも行っているようです。

 カレーを味わうのにもはや舌は必要ない、耳で味わえということでしょうか。今後の動向に目が離せませんね。