どうも、gyoxiです。
突然ですがみなさん「エスペラント」って知ってますか。そうです、アレです。「世界共通の言語を作ろうぜ!」ってなって作られたあの言語です。今回はそのエスペラントの概略と、私がエスペラントに触れるまでの前日譚です。
そもそもエスペラントとは
あまりにも冒頭説明が適当すぎるので一応Wikipediaから引用しておきましょう。
エスペラント (Esperanto) とは、ルドヴィコ・ザメンホフとその弟子(協力者)が考案・整備した人工言語。母語の異なる人々の間での意思伝達を目的とする、国際補助語としてはもっとも世界的に認知され、普及の成果を収めた言語となっている[要出典][1]。
ユダヤ系ポーランド人であるザメンホフは「世界の言語バラバラ問題、なんとかならねぇかな〜」と考えていたのですが、とりあえずラテン語をやってみてこう思いました。
「ラテン語むっっっっっっっっっっっず」
そう、そもそも言語習得はクッッッソ難しいのです。中高で英語に触れた皆さんならお分かりでしょう。「この単語の過去形、例外だからね♡ 〜ed型じゃダメなの♡」とか平気でやってのける訳ですよ、奴らは。これでは言語による溝は深まるばかりです。
そこで、彼は「例外規則をできるだけ無くした、誰でも学びやすい言語」を整備し、発表しました。言葉の壁を超えた交流の補助になるようにと希望を込めて......それがエスペラント(Esperanto)です。
エスペラントで"espero"が「希望」という意味で、"〜anto"が英語の"〜er(〜する人)"と同じような意味なので、"Esperanto" は「希望する人(の言語)=希望の言語」といったところでしょうか。
ザメンホフさんが文法をキチンと整備してくれたお陰で、英語で1000時間くらいかかる学習がエスペラントでは200時間くらいで済むと言われているので、そう考えると学習するのがすげーーーーーーー楽だということがわかります。ま、言語習得が血と汗と涙の道ということに変わりはありませんが...
結局、エスペラントは思ったほど普及しなかった訳でありますが、それでも第二言語として使うことのできる人は100万人くらいはいるらしい(Wikipedia情報)ので、普通にすげぇんじゃねぇの?と思います。
自分がエスペラントをやるまで
私がエスペラントの存在を初めて知ったのは(多分)中学生くらいの時でした。英語の先生が「こういう言語があるんやぞ〜w」って授業中に言ってて「へぇ〜〜〜〜〜〜〜〜」と聞き流していたのが最初でした。
時は流れて2020年、努力と文字がクソ苦手なため英語の基礎すら頭から抜け落ち、Twitterばりの貧弱日本語力しか持たん人間がここに誕生しました。そうです、今の私です。そんな人間でも音楽を聴くことはできたので、私はいつでもいつまでも、音楽を聴き続けておりましたとさ。
さて2020年8月、そんな音楽関係で嬉しいニュースが飛び込んできました。アニメ系音楽レーベルであるフライングドッグがサブスクを解禁したことにより、以前ブログでも取り上げましたARIAのサウンドトラックがサブスクで聴けるようになったのです。
ARIAのサントラは2枚所持しているのですが、3枚目のアルバム『「ARIA The Origination」ORIGINAL SOUNDTRACK tre』は未入手だったので、そのアルバムは特に大喜びで何度も聴きました。ありがとう。
そしてそのアルバムを何周もして数ヶ月、時は2020年11月。アルバムに収録されている「ルーミス エテルネ」という挿入歌を聴いていた私はあることに気が付きます...
「なんかこの曲、歌詞ついてね?」
そりゃあ歌だもの、歌詞はあるでしょうよ。ただ、他のアルバムに入っている挿入歌は架空言語で歌われており、調べても歌詞が出てこんのです。しかしこの曲は検索したら歌詞が出てきた。どういうことだ、これは。
歌詞は前半がエスペラント、後半が日本語で内容はほぼ同じことを歌っている。タイトルはエスペラントで "Lumis eterne" と書いて「ずっと輝き続けている」といった意味になる(対応する日本語詞は「永遠(とわ)に輝く」)。
ルーミス エテルネとは (ルーミスエテルネとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
エ ス ペ ラ ン ト
で た わ ね
そういやそんなのあったなぁ〜!!!、と思い出すのと同時に、私はある事を思い出しました。
「なんかエスペラントの百合ゲーあったよな?」
あります。それがSukeraSparoよりリリースされております「ことのはアムリラート」です。
一部界隈で話題になっていたり、4年前くらいに人工・架空言語好きの友人からオススメされたりして存在は知っていました。が、文字嫌いなワタクシ、もちろんダイアログ読みも嫌いなので、当時はやる気など起きる筈も無く......
でも好きな曲の歌詞がエスペラントだと知っちゃうと気になってきちゃうんだな。さらにその当時、忙しさに生活を詰められて自由に対するフラストレーションが溜まっていたので、もう心の起爆剤としては充分すぎます。しかもスマホアプリ版があるではないか。
......よし、やるべ。
そうして私は、「ことのはアムリラート」をプレイすることになったのでした。
《次回へつづく》