〜前回〜
こんにちは、gyoxiです。はい、やってきましたサントラ選シリーズです。このシリーズ、「アニメを知らない人でも1アルバムまるごと楽しめるサントラを」てな感じで執り行っておりますが、「このサントラの“この曲”が良いんだよなー!!」ってものもありますよね。あります。なので紹介します。今回は尺稼ぎも兼ねたそういう回です。
今回紹介するのはこのアルバム。
あっちこっち
より
TVアニメ「あっちこっち」オリジナルサウンドトラック
あっちこっちについて
日本の漫画家、イラストレーター。千葉在住。
代表作はあっちこっち。
眼鏡が本体。単行本が出るたび色彩が薄くなる。
その他、アンソロジー、小説挿絵、イラスト、同人活動などで活躍中。
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ツンネコ無口少女の御庭つみきとイケメン朴念仁な音無伊御、そしてその周りの愉快な仲間達の日常を描いていて、ワチャワチャかつほのぼのしていて読んでてとても楽しい。因みに今でも萌え系四コマの殿堂であるまんがタイムきららで連載中です。読みましょう。
で、そのアニメ作品の監督は追崎史敏だ。
代々木アニメーション学院[要出典]を卒業後、スタジオジュニオに入社。同スタジオ退社[1]後、長らくフリーランスのアニメーターとしてGONZO作品やサンライズ作品などで活動していたが、2008年8月には池田東陽と共にエンカレッジフィルムズを設立[1][4]し、代表取締役の池田を支える取締役として同社へ籍を置く。
近年は演出業にも進出し、2007年には『ロミオ×ジュリエット』で監督デビューを飾った。[5]その他、キャラクターデザインを務めた『ケロロ軍曹』では、一部楽曲の作詞を担当するなど幅広い活動を行っている。
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個人的に観た作品だとカレイドスター(キャラデザ・総作画監督)、WORKING!!(原画)、たまゆら〜hitotose〜(絵コンテ・演出・作画監督・作画監督補佐)とかですかね。
このアニメ、漫画と同様にワチャワチャしててまぁ面白いんすけど、つみきさんと伊御さんの恋愛シーンとか含めて、なーーーんか全体的に不思議な落ち着きがあるんすよね。そこがとても良い。本当に良い。マジで良い。まあそこが理解されず(?)、放映当時はネット上ではあまり良い評価はされていなかったっぽいですが(後から知った)。許せねぇ。「このアニメなんか静かすぎてつまんねぇな〜!!」という人はヨコハマへ買い出しに行った後ネオ・ヴェネツィアでスケッチブック持ってゆるキャンしてきてください。そして一緒にあっちこっちの二期を待ちましょう(待ってます)。
あっちこっちのサウンドトラックについて
さて、この作品のサントラを作っているのは横山克だ。
1982年生まれ。国立音楽大学作曲学科卒業。
アニメやドラマ、映画などの映像作品の音楽を担当するほか、ももいろクローバーZをはじめとしたアイドルへの楽曲提供も手がける。
世界各地でのレコーディングや、自ら制作するサンプリング素材でのサウンド構築など、常に固有の音楽を探し求めている。
横山 克 | Miracle Group Official Site (miraclebus.com)
アニメ作品は勿論のこと、作品リストを見てみると映画、ドラマ等々、数多くの作品の劇伴を担当していますね。
さてこのあっちこっちのサントラ、「ふざけてるシーン!」とか「おいおいお前なぁ...的シーン」の曲ももちろん入っていますが、実は全体的に穏やかな曲が多く、イージーリスニングとして聴くにはもってこいの作品なのである!(あっちこっちのアニメに不思議な落ち着きがあるのもこのサントラが影響していたり...?) また、アルバム全体を通して生の楽器がガッツリ使われているのでサウンドもとても良いです。
それでは、早速あっちこっちのサントラを聴いてみましょう。
ぐるぐるぐる
「落ち着きが...」などと言っておきながら一曲目は元気で爽やかな曲。休日に「みんなで出かけようぜ!」ってなって、お出かけしているようなワクワク感が感じられますね。彼らの頭上にはきっと高い青空が広がっていることでしょう。
せ、背中だったら
この曲はちょっと寂しげな一曲。作品中の印象的なシーンとして、12話でつみきが、伊御のために作ったバレンタインチョコを家に忘れてきてしまい、雨の中ずぶ濡れになりながらチョコを取りに戻るシーンで流れています。字面だけ見るとシリアスシーンですが、この後つみきさんは迎えに来た伊御さんにナデナデしてもらうのでした。やったね。
一緒だと 嬉しい
この曲はとても温かで穏やかな曲だ。「一緒だと 嬉しい」というタイトルから想像されるのはやはりつみきさんと伊御さんの甘々なシーンですが、この曲からは友達みんなと過ごすかけがえのない時間、そんな温かさも感じられます。
にゃんにゃん
この曲、よく聞いてみるとストリングス、ギター、クラリネット、ピアノ等々、様々な楽器で構成されているのが分かります。にぎやかで楽しい日常から甘々な恋愛シーンまで、この作品の良さがぎゅっと詰め込まれているのがこの曲だと個人的に思っています。
おわりに
さて、今回は番外編と称してあっちこっちのサウンドトラックを特集しました。このアルバムはSpotifyやAppleMusic等配信サービスでも配信されているので、ザックリでいいので一度是非聞いてみてください。冬にぴったりの、透き通っていて、でも温かな、そんな曲がたくさんありますよ。
それではまた。