名大作曲同好会

“音楽”を創る。発信する。

作曲家の技術 - クリスマスピースを作る

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作曲の技術

今日の記事はとても長いので目次を作ってみました。

 

序文

いつも現代音楽やクラシックの紹介や、世の中の体たらくを叩くばかりの私の記事ですが、一応これでも作曲家を20年以上やっているので、いずれは自分の覚えてきた仕事を紹介したいなと思ってはいた。
しかしそれはレッスンとは区別しないといけない。
何故なら弟子たちは有料で私の講義を受けてるのに、同じ内容を無料で公開しては不平等になってしまうからだ。
とまあ書いてみれば、聞こえはいいのだが、実際のところ技術系の内容は書くのが大変な上に、記事の準備も大変になるから避けてきただけである。

 

面倒は嫌いか?
おう!当たり前じゃないか。

 

ということでまた登場の榊山です。

 

そんなこんなで、やっと重い腰を上げて技術系の記事を書いてみようかなと思いました。
そしてちょうど名作同ブログはクリスマス企画中

前回ブログでも書いたとおり、作曲家にとってこのシーズンはちょっとした稼ぎ時でもあるのです。

 

そうクリスマスピースと呼ばれる音楽の発注が結構あるからです。

 

そもそもクリスマスピースを書くにはどんなことを気をつけて、何が必要なのか
今日はこの記事を使って、実際にその技術を紹介してみようと思います。
今日の記事は「音楽を作る上での基礎知識がある」ことを前提としていますので、全く音楽を作ったことない人にはちょっと難しいかもしれません。
しかし逆にちょっとした音楽の知識があれば、本記事の内容通りに実践することで、自分なりのクリスマスピースを書くことができるようになるかもしれません。

 

1.はじめに知っておくこと

まずクリスマスという時期を描くためには、知っておかなくてはいけない知識があります。
それが「クリスマスキャロル」と呼ばれる古くから伝わるクリスマスのための音楽です。
これらはキリスト教文化圏においてのクリスマス、つまりは降誕祭の期間に歌われる、エスの降誕をテーマとした歌の事を言います。

 

つぎに「クリスマスソング」も覚えておかねばいけません。
これはキャロルなどよりも新しい時代に書かれたクリスマスのための音楽を言います。
まあ世界中に浸透したポップスなどを指すものですね。

 

それぞれ少し例を上げてみると

キャロル

 

・もみの木

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もみの木

www.youtube.com

 

もろびとこぞりて

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もろびとこぞりて

www.youtube.com

 

・聖しこの夜

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聖しこの夜

www.youtube.com

 

 

クリスマスソング

 

・ジングルベル

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ジングルベルのリフレイン部分

www.youtube.com

 

・赤鼻のトナカイ

ototama.com

www.youtube.com

 

・ホワイトクリスマス

musescore.com

 

これに加えて日本独自のクリスマスソングも覚えておくといいでしょうが、それらを使用するには許可が必要です。


なので今回は上記の一般的なものを使って話を進めていきましょう。

 

これらの曲を覚える理由はクリスマスと紐付けられ、どの曲を聴いてもクリスマスであることがすぐに分かる曲であるという理由からです。
オリジナルで作る場合は違うのですが、全くのオリジナルでクリスマスを表現するのは一段も二段も難しくなるので、今回はこれらの曲を使ってアレンジをしてゆく過程を紹介します。

 

2.元にする曲をいくつか選ぶ

 

まずざっと曲の構想を考えます。

 

例えば

<明るく快活な序盤>-<落とした中間部>-<盛り上がって終わる>

こんな感じでこれから書く曲の構成を練っておきます。

 


そしてその各部分に1曲ずつ元にする曲をあてていきましょう。


もろびとこぞりて>-<聖しこの夜>-<ジングルベル>

とこんな感じになるわけです。

 

3.各原曲の利用特性を知っておく

原曲が決まったら各原曲の持ち味を活かすために、先人たちがどんなアレンジをしてきたかを聴いておくと勉強になります。
そしてそれぞれのアレンジの方向に一定のマナーがあることを掴んでおくようにします。

 

もろびとこぞりて
速くも、遅くもできるが、あまり大きくコードを変えたりはしない。

 

・聖しこの夜
様々にアレンジされ、コードを付け替える例がとても多い。

 

・ジングルベル
原曲の持ち味通りに仕上げ、テンポは速めでサンタクロースをイメージさせるようにする。

 

ざっと特性をまとめてみると上記のようなマナーが見えてきます。
そこで先程の自分の立てた構成表に従って、制作メモを作ります。

 

<序盤>F Major
もろびとこぞりてのテーマを使い、明るく元気に始める。
この時あまり大きくハーモニーは変えず、コントラスト変化を中心に書いてゆく。
変奏させてもよいが、大きく変わらないように注意し、長い部分にならないようコンパクトに仕上げたい。

 

<中盤>C Major
一旦音楽を止めてムードを変え、静かな雰囲気の中に聖しこの夜のテーマを立ち上げる。
この時ハーモニは原曲から変え、少し複雑に動向させる。
進むうちにJazzっぽくなっても良い。

 

<終盤>F Major
鈴の音のような音が聞こえてくると、ムードが変わっておなじみのジングルベルが聞こえてくる。
楽しげで終始トナカイのソリやサンタクロースををイメージさせるような演出を加える。
ラストのみハーモニー変化を大きくつけても良い。

 

 

このように構成に対して、それぞれの部分のアレンジの方向性を決めて置くことで、書いているうちにブレて脱線してしまうことを防げます。

こういった地味な準備作業が苦手で、いきなり楽譜に向かい合うタイプの人も多くいます。
特に大きな編成のスコアなどを書くときに顕著ですが、完成形態をいきなり想定し、更にブレなく書ききっていくのは相当の技術と経験を要します。


初級者どころか上級者になっても「一気書き」の方法はおすすめできません
我が弟子でも「一気書き」をして精度の低い結果を量産してしまうことは多くありますが、実はレッスンではあまり注意しなかったりします。
プロの世界ということになると、早書きを覚える必要もあるから、一概にじっくりやるスタイルだけではだめだからなのですが、弟子たちを見ていると、嫌がらずに構成表を作ったほうが、結局もっと早かったんじゃないかと思うケースも多かったりします。


ともあれ、私は早書きがどうしても必要なケースでも、頭の中にこういった構成を作って臨むようにしています。

 

さあここまで来たら実際に書き始めることになります。

 

4.序盤を書く

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序-01

 

まず序盤の冒頭、盛り上がって入るので少し音を高めにして、和音はある程度厚く始めることにしましょう。
そこで頭の位置とその後のワンフレーズを原曲通りに置いてみます。

 

ここでピアノ曲であることから、活発なイメージにする手口として

・早いパッセージ
・左手のこまめな動き

 

盛り上がる要素として

・厚めの音
・ペダル効果

などをテクニックとして思い出しておきます。

 

これに従って、冒頭は「駆け上がり」から始め、盛り上がる印象を強化し、その後は分散和音化して速いパッセージを作り出します。
左手は適宜和音を変えずに動きを加えておくことにし、上下のレンジを広めにとってダイナミックにしてみましょう。
フレーズエンドのところは原曲のままハーモニーの塊にしてみますが、終わりは拍を拡大しておき、その後に小さな音で伴奏形を作って間奏のようにしておきます。

 

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序-02

先程作った伴奏形の上にテーマを乗せていきます。
伴奏が軽妙なのでスタッカートを活かすことと、クラシックの小品で有名な「紡ぎうた」の用な感じにしたいので最低音をしばらくFで固定してみます。
テーマの中盤は低音の推進力を強化し、さらにFを引っ張る感じも強化してFとCをともに引っ張ります二重繋留等と言われる手法です。
終盤はコミカルでチャーミングな16分音符のフレーズがあるので、これを小さなカノンのように追いかけあってみます。
ラストは更に盛り上げられるようにもう一度駆け上がっておいて、もう一回テーマを繰り返してみることにします。

 

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序-03

それではここまでを一度聴いてみましょう。

 

 

繰り返し部分の変奏は、オープニングに使った形を利用します。
こういったときに無闇矢鱈に変形して、新しいパターンを作ると節操がなくなってきてしまいますから、一度作ったパターンを大切に使っていきます。
少しずつ音形を変えピアノ曲っぽくコロコロと転がる雰囲気にしていきます。
中盤の二回目では左手にメロディを渡して、右手はモーツァルトソナタなどに出てくる雰囲気を目指してみることにしましょう。

ラストの部分を次の曲へのブリッジに使って、少しずつ転調を促していくことにしましょう。

一度次の曲のドミナントで止めて、ゆったりと拍子を変えてみましょう。

さあこれで1曲目部分が仕上がりました。

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序-04

 ここまでを聴いてみましょう。

 

 

5.中間部を書く

 

聖しこの夜はとてもアレンジの幅の広い曲だということはここまでに話しましたが、それはメロディの個性がしっかりしていて、ハーモニーではその雰囲気が大きくは壊れないことに起因しています。
そこでここではもとのコードから大きく付け替えて、独自色を出しつつ、中間部としての叙情性も描き出してみることにします。


原曲のはじめ8小節のコード進行を見てみると

|C |  |  |  |G7 |  |C |  |

とこんな感じになっています。

ディグリーで書けば以下のようになりますね。

|I  |  |  |  |V7 |  |I  |  |

シンプルこの上なくてよいのですがここは大きく変えていってみます。

 

各メロディを和声音と刺繍音だけでなく、テンションを含む付加音などと考えるといろいろなことができます。

|C C/B|C7/Bb |Em7 A7|Dm7 Dm7/C|Bm7-5 |E7 |Am7 |Bbdim7 |
今回はこんな感じにひねってみます。
ディグリーでは
|I -|↑(iii/V)7 |III7 (ii/V)7|(vi/IV)7 -|(vi/II)7 |(vi/V)7 |VI7 |(iv/V)9根省3 |
と捉えられます。

 

メロディがズレ和音の和声音になっていると見ると、また雰囲気の違った趣を作れることを使っています。
借用だらけなのも、このシーンが単面的な印象になることを避けるテクニックですが、なれるまではあまりやらないほうが良いかもしれません。

 

このあとも和音を構築し直していきましょう。

次の8小節の原曲の和音は以下のとおりです。

|F |  |C |  |F |  |C |  |


|IV |  |I  |  |IV |  |I  |  |

 

パッシングアップの技術を繰り出せそうなので、それをさらにひねってみます。

|F/A |Adim7 |Em7/B |C |F |F#dim7 |Em/G |Am7 |

少々複雑ですがディグリーは
|IV1 |(iii/V)9根省3 |III72 |I |IV |(iii/V)9根省2 |III1 |VI7 |
となりますね。パッシングを内声におこさせると、見た目の最低音が固定されたようになります。

 

つづけて終わり8小節の原曲です。
|G7 |  |C |  |  |G7 |C |  |

.
|V7 |  |I  |  |  |V7 |I  |  |

 

ここを次のように変えてみます。

|Bm7-5 |E7 |Am7 |F#m7-5 |C/G |G7 |C |(C7) |
最後の小節は次への橋渡しで、四度調への転調をさせています。

|(vi/II)7 |(vi/V)7 |VI7 |(v/V)9根省1 |I2 |V7 |I |(iv/V)7 |

 

とこんな感じでハーモニーを付け替えて、更に伴奏に動きをつけ、メロディの下にもハーモニーを補ってみます。
これで厚い音になりますが、これを弱奏させることで、オルガンのような荘厳さと神聖さを演出してみます。

 

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中-01

ここまでを一度聴いてみましょう。

 

 

これだけハーモニーをいじりまくってもちゃんと原曲の味が壊れていませんね。
しかも単純すぎることがなくなり、非常に深みが得られたように思います。
さてもう一度繰り返していきますが、ここでちょっとしたアイディアを加えてみることにします。

先程言ったように四度調に転調しますが、メロディの位置を動かさないことにしましょう。
つまり原曲と同じ音なのに、F調での和音をつけることからこの先を書き進めてみます。

 

|F |Bb |Am7 |D7 |GM7 |E7 |Am7 |D7b9 |

 

ここでもメロディの位置は変えていません。
少しワルツの雰囲気を濃くするような書き方にして、両手のレンジを広くして盛り上げていきます。
急にダイナミクスを絞るアクションを加えて、リズムチェンジを促しながらつなげていきます。

 

|GM7 FM7|B7 |Em7 G7/D |CM7 |Dm7 B7/D# |C/E F F#m7-5 |G G#dim7 |Am7 |

 

和音の割、拍動を細かくしてゆくことで高揚感を出していきます。

 

|G#dim7 | |Am7 |F#m7-5 |

 

ここで細かった割をいきなり長くして、一気にピークを作ります。
このような拍動のコントロールを使ってコントラストを付けるのは、なかなか面白い技で、トラックを重ねることでしか高揚感をつけられない人が多い中、非常に重要な技術となります。

 

ラストは少し繰り返しを使って終止感を増幅します。

 

|C/G |G#dim7 |Am7 |F#m7-5 |C/G |G7 |AbM7 |DbM7 |CM7 |  |  |  |

 

二度ラストのフレーズを繰り返し、最初はパッシングアップを使って偽終止に、二回目は普通に終わらせると見せかけ準VI-裏-IというJazz系のコードを使ってみます。
ぐっと色っぽくなった感じがします。

 

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中-02

では中盤を通して聴いてみましょう。

 

この曲は序盤からの受け渡しのように、ブリッジを作らず一度曲を止めて入り直す形で終盤に進むことにしてみます。

 

6.終盤を書く

入り方は鈴の音を意識した音を鳴らしてみましょう。
高音でやや不協和な響きが混ざるとそれっぽくなるのですが、この曲は無調などではないのでほんのちょっと付加音をつけてみます。
Iの和音であるFにDの音を加えたF6右手のやや高いところに置いて、8分音符で連打してみましょう。
そうすると不思議なことにちょっと鈴の音っぽく聞こえてきます。


この手法はフリスト・ネジャルコフの書いた「冬の歌」の伴奏にも見られますね。
作曲をする者は、普段からたくさんの音楽に接して、それらを分析し、作者が何を考えたのか類推しながら方法論を細分化して、たくさん記憶しておくようにします。
音楽は経験芸術なので、そういったことを嫌がって「これが俺のオリジナル!感じたままに書けばいいんだぜ!」とやっても、大抵どっかで聴いたものと同じ結果になります。


作風やオリジナリティというのは、たくさんの経験の中から、自ら仮説立てをしてやっと手に入るものだったりするんですね。

 

鈴の音を模した音形からジングルベルのサビの一部使った音形に渡して、前奏をまとめてみます。

 

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終-01

 

 

素直に曲に入ってこれたので、一度原曲通りの形で進んでいくことにしてみます。
あまり凝ったことばかりやると、意外に収集がつかなくなりますし、そんなところで格好つけてもかえってダサいだけです。
落ち着いた形で進めるべき時は派手なことは控えてみます。

左手の伴奏系は序盤を思い出すように少しだけF音を固定するようにして、素材をセクションをまたがって使いまわしていきます。
これは循環と呼ばれる方法の一種です。

その伴奏系の上に原曲通りのメロディを配して進めていきます。

サビに差し掛かる前にぐっと盛り上がるようにオクターブと駆け上がりを合わせて見ます。

 

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終-02

さてサビですが、これはクリスマスピースでありながらピアノ曲なので、少し技巧的な見せ場も作っておきましょう。
丁度このサビの部分が適任かなと思うので、メロディを左手の伴奏と混合させて、伴奏の中からメロディが聞こえるようにしてみます。
右手は分散和音基本とした速いパッセージで埋め尽くしてみることで、一気に華やかになってきます。
ただほどほどにしておかないと演奏する人がいなくなってしまいますので、ここではモーツァルトツェルニー程度の動き方を意識しておきます。

 

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終-03

ここまでを一度確認しておきましょう。

 

なんとなく大きな間奏部が欲しくなりました。
すこしオリジナルで付け足していってみることにします。
反復進行を使った、繰り返しパッセージで間をつないで、小さなワルツに変奏したテーマにつなげてみることにします。
曲中に突如ウインナワルツ調のシーンが挿入されるのは、ディズニーの音楽などにも多く見られる技術ですね。

 

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終-04

テンポを速くして、高音に装飾を伴うメロディの変奏を置き、合いの手にちょっと音がぶつかる刺繍音を入れてみます。
わざと6の音が介在するような形にしているのは、終盤のはじめに使った鈴の音の音形の再現ですね。

ここではクリスマスの楽しげな雰囲気を、細かい装飾音を使ってふざけた感じに描いてみることにします。
楽しい感じにして、頭の鈴の音に繋げられるか試してみます。
ちゃんと劇伴の表現も読んでおかないと、こういうときにネタが出てこなくなってしまいますね。

 

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終-05

さて、音の確認はもう少しあとにして、戻ったあとを仕上げていきましょう。
オープニングに戻りましたが、そのままコピーしてはつまらないですし、何しろちょっと長くて飽きてくる気がします。
そこでオープニングからいくつかのフレーズを抜粋してつないで、間に先程のワルツで使ったコミカルなパターンを混ぜ込んで再構成してみることにします。
その後はサビまでワンコーラス繰り返してエンディングになだれ込みましょう。

 

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終-06

さてエンディングです。
やはりサビで作ったピアニスティックな雰囲気は維持したいですね。
右手はこのまま無窮動的に動いていることにしましょう。
そしてIと◯VIを行ったり来たりして、少しだけ和声に変化をつけてみます。
右手のパッセージは両和音の共通音に置いておくことで、変えないで済みます。
和音を並行的に上っていくのに合わせて、右手のパッセージもついていきます。
右手と左手にジングルベルの別々の部分のメロディを合併して、一気に終わっていくようにしてみました。

 

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終-07

さあこれで終盤も完成したはずです。
音を確認してみましょう。

 

 

 

7.仕上げ

これで一通りのアレンジは終わりました。
細かなところを訂正して、少し推敲を入れて完成です。

こういうときに実際に弾いてみたりできるとさらに良いですね。

弾きにくいところや、不自然なところ、より良い方法が思いついたところを直して聴くことで、どんどん完成度が上がってきます。

 

こちらが出来上がった楽譜です。

www.dropbox.com

 

そして音源などを変えて通しの音源も作りました。

 

 

どうでしょう。ちゃんとクリスマスピースに仕上がったのではないでしょうか。
音源も変えて、雰囲気も良くなったように思います。

 

あとがき

しかし今回はピアノ曲としてのアレンジの一端をお見せしましたが、実際の仕事では様々な編成で依頼が来ます。
さらに曲調の指定があったり、元にする曲が決まっていたりなど色々な条件でアレンジにあたることになります。
作曲を生業としているものは、これらに事細かに対応して、さらに納期通りに仕上げなければなりません。
特に納期が短い場合普段の修練や研究が勝負になりますから、やはり慢心することなく謙虚に音楽に向かい合っていなければならにということになりますね。


でもそれでも楽しいんですよ。


自分の一番好きなことをやれる喜び、大変なことは沢山ありますが、好きなことをできる喜びに勝るものはありません。

 

ということで、初めての音楽の技術系記事となりましたが、いかがだったでしょうか。
準備が大変なのでしょっちゅうは書けませんが、また機会があったらやってみようと思います。

 

クソ長い記事を最後まで読んでいただいてありがとうございました。

それではまた!